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「35人以下学級」の現実 メリット デメリット 仙台市の重点項目

2/13(火) 19:23配信

仙台放送

仙台放送

13日に開会した2月定例会。その中で仙台市が重点項目としているのが「35人以下学級の拡充」です。生徒1人1人に向き合う体制や教師の多忙化解消などメリットもある一方、財政的に厳しい現状もあります。独自に導入している学校を取材しました。

仙台市では現在、小学1・2年生と中学1年生で「35人以下学級」を実施しています。
これをことし春から中学2年生まで広げたい考えです。
その理由は1クラスの人数が少ないと子供たちに目が届く、教師の負担が軽くなる、などで独自に導入している自治体が宮城県内には4つあります。
(白石市、栗原市、大河原町、大衡村)
そのうちの一つ大河原町では4年前から中学2年生と3年生を対象に、35人以下学級を導入しています。

大河原中学校 岩間孝一校長
「学習面にしても生徒指導にしても、より丁寧なきめ細かな指導ができる。」

以前は一クラスの生徒数が40人だった大河原中学校ですが、今は全ての学年で一クラス32人~33人です。

大河原中学校 小野寺淳一 先生
「成績を付けたり通信表を書くにしても、1クラスの人数が少ないので、かかる時間が少なくなる。」

保護者
「先生方が子供たちの机の間を自由に歩けるようになり、先生方が見て回りノートをチェックする数が多くなったと感じる。」

生徒・教師・保護者にとって環境がよくなったように見える少人数学級。
一方で、教員確保のための予算が財政的に厳しい状況なのも事実です。
今年度教師6人を採用するため約4000万円を財政調整基金の一部から切り崩し35人以下学級を維持してきた白石市では、新年度から休止する方針を決めています。
仙台市では市立の29の中学校で35人以下学級の実施する方針で、これに合せて教員44人も増員するとしています。

最終更新:2/13(火) 19:29
仙台放送