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【読者の質問に回答】 学生時代の国民年金は、いつ支払えば一番お得になる? 「誰が控除を受けるか」という視点も重要

2/13(火) 12:01配信

マネーの達人

【読者の質問】
「国民年金学生特例を受けていたものです。昨年4月より晴れて社会人となり厚生年金加入者になりました。

2年間の学生特例期間の国民年金を支払わないといけないと思っているのですが、支払いのタイミングはいつがいいですか? 一括返済した方がいいのでしょうか?

貯金もある程度できているので一括返済も可能ですが、社会保険料控除の関係上、時期とタイミングがあると思うので、1番お得に支払う時期が知りたいです。」

詳しく説明していきますと、次のようになっております。

学生納付特例は受給資格期間に算入されても、年金額には反映されない

国民年金に加入している本人、配偶者、世帯主の前年の所得が一定額以下の場合には、日本年金機構での審査を受けて承認されると、

全額免除
一部免除
納付猶予
学生納付特例

のいずれかを受けられます。

ただ学生の方については、学生納付特例を受ける必要があり、これは他の免除と違って、本人の所得のみで審査されるため、例えば親が高額所得者であっても審査に影響を与えません。

また納付猶予と学生納付特例を受けた期間は、他の免除を受けた期間と違って、老齢基礎年金を受給するために必要となる、原則10年の受給資格期間に算入されますが、年金額には反映されません。

つまり全額免除の期間が10年の方は、原則65歳になった時に減額された老齢基礎年金を受給できるのですが、納付猶予と学生納付特例を合わせて10年の方は、老齢基礎年金を受給する権利はあっても、年金額はゼロになってしまうのです。

ですから納付猶予や学生納付特例の期間がある方は、金銭的な余裕ができた時に、国民年金を支払った方が良いのです。

追納を先送りするほど、経過期間に応じた加算額が上乗せされる

全額免除、一部免除、納付猶予、学生納付特例を受けた期間の国民年金を後払いすることを、一般的に「追納」と言います。

この追納ができるのは、厚生労働大臣に追納が承認された月の、前10年以内の期間に限られます。

また全額免除、一部免除、納付猶予、学生納付特例を受けた期間の翌年度から起算して、3年度目以降に国民年金を支払うと、経過期間に応じた加算額が上乗せされるのです。

学生納付特例の承認を受けた年度の保険料を、平成29年度に支払う場合の追納額は、表のようになっております。

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最終更新:2/13(火) 12:01
マネーの達人