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野菜高値に消費者は悲鳴 寒波など影響、中旬にも価格落ち着くか

2/13(火) 12:35配信

福島民友新聞

 今冬の寒波や昨秋に関東を直撃した台風の影響で、ダイコンやキャベツを筆頭に福島県内の野菜の価格が値上がりした。1月中旬には例年の2倍以上にまで上がり、同下旬にかけて一時値が下がったものの、同下旬の寒波で再び値上がりした。悪天候にならなければ今月中旬には価格が落ち着くと見込まれているものの、価格高騰に悩まされてきた消費者や飲食店からは「早く安くなってほしい」と懇願するような声が上がっている。
 小売りの現状を見ると、県内のスーパーでは徐々に販売価格が落ち着き始めているという。福島市のパワーデポ八木田食品館の担当者は「ハクサイなどは例年並みになってきている。ダイコン、キャベツも2月中旬には値が落ち着くとみている」と話した。
 それでも消費者はそれぞれ工夫しながら厳しい時期をしのいでいる。同市のパートの女性(49)は「少し安くなっていると感じるが、葉物が高く、冷凍野菜などを使うようにしている」と話す。また、同市の主婦(53)は「天候の影響を受けない水耕栽培の野菜を活用した。寒気が弱まれば高騰も落ち着くだろうと」と期待する。
 飲食店にとっても価格高騰は頭の痛い話だ。同市のおでん屋「たこ寅」の松本朋己店主は一番人気の具材でもあるダイコンの高値に困惑の表情。ダイコンの仕入れ値は例年の2倍ほどにまで上がった。客のことを考えると提供価格は上げられず、松本さんは「一時のピークが過ぎて少しほっとしている。早く安くなってほしい」と値下がりを心待ちにする。
 月に約100個のキャベツを消費するという同市のトンカツ店の店主も「トンカツに添えるキャベツの量を減らして対応せざるを得ない」と苦しい胸の内を明かした。
 野菜の高値が続く要因について、同市の福島中央青果卸売の斎藤芳俊常務は「昨年10月の台風がダイコンとキャベツの主産地である関東を直撃、水害や塩害をもたらした。天候不順や低温が続いて野菜が育たず、葉物を中心に値上がりした」と分析。今後の見通しは「間もなく(天候不順などの影響を受けずに)順調に育った野菜の出荷量が増えるはず。天候次第だが、2月中旬には回復すると思う」と話した。

福島民友新聞

最終更新:2/13(火) 12:35
福島民友新聞