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大山道の魅力を再発見 “おおやまみち”まちづくりサミット

2/13(火) 10:10配信

カナロコ by 神奈川新聞

 関東各地から神奈川県伊勢原市の大山を目指して参詣者が通った「大山道」をテーマにした「“おおやまみち”まちづくりサミット」が12日、市民文化会館(同市田中)で開かれた。大山の魅力を再発見しようと市が主催し、古くから信仰の対象となってきた大山を愛する市民ら約400人が参加した。

 サミットは、大山道をキーワードに広域的な地域振興策を探ろうと2013年に始まり、6回目。富士登山を300回以上経験し、山岳ガイドの傍ら全国の霊山を取材する廣田勇介さんが「大山と神様百名山~山岳お遍路、大山をゆく~」をテーマに基調講演した。

 廣田さんは大山が江戸期に年間20万人以上が訪れるほど人気を集めていたことに触れ、「大山詣(まい)りとは飾らない信仰心の表れであり、都市の生活に疲れてしまった人々にとって初心に帰る旅でもあったのではないか」と話した。今も参拝者を迎え入れ案内する「先導師」や参道の茶店が多く残る点を大山の良さとした。

 アマチュア落語家・せたが家志ん金さんが古典落語の前段に創作落語を添えた「大山詣り(上・下)」を披露したほか、川崎市の市大山街道ふるさと館(高津区)が活動事例を発表。開会に際し、伊勢原市の「伊勢原手作り甲冑(かっちゅう)隊」が手作りの甲冑姿で登場、会場を沸かせていた。