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生徒会が悩み事相談 津幡南中 勉強、部活、恋愛…

2/13(火) 1:32配信

北國新聞社

 いじめのない安心安全な学校づくりに役立てようと、津幡南中生徒会執行部が生徒自ら相談相手となる悩み事相談を始めた。勉強や部活動、恋愛や進学など、さまざまな相談に同じ生徒の立場から真摯(しんし)に回答している。教職員は生徒の自主的な取り組みに、相手の立場になって考える大切さが広まる契機になると期待を寄せている。

 悩み相談は生徒会執行部の田賀菜穂さん(3年)が「悩みを1人で抱え込まず、みんなが互いを思いやる環境づくりをしたい」と企画した。あらゆる悩みの相談に乗る不思議な雑貨店を舞台にした東野圭吾さんの小説で、映画にもなった「ナミヤ雑貨店の奇蹟(きせき)」になぞらえ、「ミナミ執行部の奇蹟」と銘打った。

 玄関に設置された鳥型の意見箱「トリッポー」に、生徒が相談内容を書いた紙を投稿する仕組みで、無記名でも良い。昨年12月に始めて以来、約70件の相談が寄せられた。執行部は内容に応じて、掲示板に張り出して全校的に分かるようにしたり、投稿した生徒に直接返答を届けたりしている。

 執行部は、否定的な返答をしないように心掛けている。これまで、勉強しても成績が上がらないという相談には「苦手科目を中心に何度も繰り返せば点数も上がりやすい」と応じた。好きな人ができないという相談では、「無理をしてつくる必要はない。気長に待って、本当に良いと思った人を選んで」などと答えた。

 今年1月からは共通の悩み事を「木」に見立て、生徒誰でもが回答を考えて、「木の実」の形をした紙に書いて張り付ける掲示板を新たに設けた。日を追うごとに回答が集まり、木が実っていく仕組みで、生徒同士が悩みを共有して支え合う機運を高めている。

 同校によると、一般的にカウンセラーなど専門的な職員が相談に対応することはあるが、生徒自らが相談に応じる仕組みは珍しいという。堺井勇希生徒会長(3年)は「返答を考えることで相手の立場に立って物事を考える癖がついた。楽しい学校生活を送る手助けになればうれしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:2/13(火) 1:32
北國新聞社