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青森産!養殖「新サーモン」/18年度、販売準備が本格化

2/13(火) 11:28配信

Web東奥

 青森県産業技術センター内水面研究所(十和田市)が、青森県で養殖しているニジマスと他種類のサケ・マス類をかけ合わせた淡水養殖の「新サーモン」を開発した。同研究所は県と協力しながら、2018年度から県内の養殖業者と連携し、品質基準や生産マニュアルを策定。県内の飲食店での試験販売も検討している。国内のサーモン市場が拡大を続ける中、青森県の新たな特産品化を目指す。

 新サーモンは、青森県で1913年に養殖が始まった「青森系ニジマス」と、むつ市で養殖されている海峡サーモンなどに使われるドナルドソンニジマスをかけ合わせ、10年以上かけて開発した。長年の飼育で青森県の淡水環境に適応しているが魚体が小さいニジマスと、大型だが淡水での養殖が難しいドナルドソンを組み合わせることで、淡水の適応性と魚体の大きさを両立した。

 18年度からは新サーモンを安定した品質で出荷できるよう、赤みや脂の割合など品質基準を策定。県内のサケ・マス養殖業者と協力し、生産マニュアルの作成に入る。併せて県内の飲食店などで試験販売も実施する予定で、特産品化に向け消費者の反応を見極める。同研究所が現在養殖業者に対し提供しているニジマスの卵も、新サーモンに切り替える見込みだ。

 淡水での養殖は海面養殖と違い土地や水の制約があり、大量生産は難しい。だが、新サーモンは品質や出荷管理を徹底し、高級ブランドとしての確立を目指していく。

東奥日報社

最終更新:2/13(火) 11:28
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