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日本株は反発へ、米国でリスク回避の動きが一服

2/13(火) 8:09配信

Bloomberg

13日の東京株式相場は午後の取引で崩れ続落。米国金利の一段上昇への警戒が根強い上、為替が円高方向に振れ、投資家心理が悪化した。輸送用機器やゴム製品、機械など輸出株、商社や海運、鉄鋼株など景気敏感セクターが安く、空運や銀行株の下げも目立った。

TOPIXの終値は前営業日比15.19ポイント(0.9%)安の1716.78、日経平均は137円94銭(0.6%)安の2万1244円68銭。

富国生命投資顧問の奥本郷司社長は、「市場には株式や不動産価格に影響が大きい米国の金利上昇が続けば、FRBメンバーからけん制が入り、金利高を抑制するとの期待がどこかにある」としつつ、「経済が強く、インフレ圧力も強ければ、3月の米利上げは規定路線だ。テクニカルやバリュエーション面から妙味があっても、買いで動ける投資家は限られる」との見方を示した。

12日の米国株は連騰、9、12日の2日間の取引でS&P500種株価指数は2.9%上昇、ダウ工業株30種平均は3.1%上昇した。米国株オプションの指標で、投資家の恐怖心理を示すシカゴ・ボラティリティー指数(VIX)は2営業日続けて低下、25.61と2日以来の水準に下がった。5日は37.32と15年8月以来の高水準に達していた。

3連休明けの日本株市場は、米国株の落ち着きで安心感が広がり、反発して開始。TOPIXは一時1.1%高、日経平均は296円(1.4%)高まで上げ幅を広げた。ただ、見直し買いの勢いは続かず、午後の取引で両指数ともマイナス転換。東洋証券の大塚竜太ストラテジストは、「今週米国で発表される物価や消費関連の指標が強ければ、米10年債利回りを押し上げようともくろむ向きは多い。米国株が不安定化すれば、バリュエーションが割安な日本株にとっても売り材料になる」と言う。

また、ドル・円は午後に入り、1ドル=108円20銭台と午前の同60ー70銭台に比べドル安・円高が進行。富国生命の奥本氏は、「これまで落ち着いていた為替が円高シフトするのはリスク。1ドル=110円を想定する企業にとって108円台は誤差の範囲だが、日柄整理の最中にある足元の日本株には売り材料」とみていた。日本時間今夜の米国株を占うEミニS&P500先物も、日本時間13日午後は基準価格に対しマイナス圏で軟調だった。

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最終更新:2/13(火) 15:43
Bloomberg