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原油の強気派、世界的なボラティリティー上昇で買い越し減らす

2/13(火) 9:17配信

Bloomberg

世界の市場でボラティリティー(変動性)が高まり、米国の原油生産がサウジアラビアに匹敵する水準に達する中、原油市場の強気派は買いポジションを減らしている。

株式や商品など市場全般に衝撃波が走り、ヘッジファンドによるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格上昇を見込む買越残高は、昨年8月以降で最大の落ち込みを示した。これにより、原油需要は拡大する供給を吸収するには十分ではないとの懸念が強まり、原油価格が週間ベースとしては2016年以降で最大の下落を示すきっかけとなった。原油先物価格は週間で6ドル余り下げ、今年に入って初めて1バレル当たり60ドルを割り込んだ。

USバンク・ウェルス・マネジメントで資産運用に携わるマーク・ワトキンス氏は9日、「原油需要が過去数カ月間と同様にしっかり回復するとの見方に対する自信が、今週は若干揺らいでいる」と指摘。「現在のボラティリティー水準では、買いポジションの一部について手じまいが始まる可能性がある」と述べた。

米国の週間の原油生産は記録上初めて日量1000万バレルを超え、米政府は年内に同1100万バレルに達すると予想している。これは米国が今、サウジ、ロシアに並ぶ上位生産国の一角であることを意味する。

米商品先物取引委員会(CFTC)によれば、ヘッジファンドによるWTIの先物とオプションの買越残高は、6日終了週に4.7%減少し47万2792枚。買いポジションが4.1%減少する一方、売りポジションは4週連続で増えた。ポジションの総計はここ3カ月で最大の落ち込みを示した。原題:Oil Bulls Run Scared in Global Volatility as U.S. Rivals Saudis(抜粋)

Jessica Summers

最終更新:2/13(火) 9:17
Bloomberg