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沖縄の桜、ハワイヘ 美ら島財団 名所づくりに協力

2/14(水) 5:04配信

琉球新報

 【本部】沖縄のヒカンザクラをハワイで咲かせようと、沖縄美ら島財団が組織培養の研究に取り組んでいる。ハワイで桜の名所をつくる活動に取り組むハワイ桜基金の役員らが6、7の両日、本部町の同財団施設などを視察し、研究に期待を寄せた。
 1912年に東京市長(当時)が約3千本の桜を米首都ワシントンに寄贈し、ポトマック川沿いで咲く桜は日米友好親善のシンボルとなっている。外務省は桜寄贈100周年を記念し、桜の名所を米国の主要地域につくることを計画した。

 ハワイの気候では日本の代表的な桜であるソメイヨシノが育たないといい、日本側の依頼を受けて品種選定に当たった沖縄美ら島財団研究顧問で同基金理事長の小山鐵夫氏が、温暖な沖縄で咲くヒカンザクラの導入を提案した。

 ハワイでは植物持ち込みに対して厳しい検査があり、完全に病害虫を駆除した状態でないと持ち込むことができない。このため、同財団が持つ組織培養技術を生かして桜の苗を増殖し、無菌状態でハワイに導入することを計画している。 

 研究は順調で、早ければ5月ごろにはハワイに運び入れることが可能な状態になる見通し。その後、現地で定着するか確認する作業が必要になるという。

 ハワイ桜基金の瀬分ケルビン理事は研究を視察し「大きな可能性を感じた。亜熱帯気候である沖縄の桜は、ハワイに適していると思う」と話した。沖縄美ら島財団の花城良廣理事長は「花を通した交流が沖縄とハワイの間でできればと思う。桜が双方の絆を深めることに役立てばいい」と話した。

琉球新報社

最終更新:2/14(水) 9:58
琉球新報