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エアバスとJAL、A350-1000お披露目 植木社長「長距離国際線の後継機」

2/14(水) 19:54配信

Aviation Wire

 エアバスと日本航空(JAL/JL、9201)は2月14日、大型機A350-1000の飛行試験機を羽田空港の格納庫で公開した。日本では初公開で、社員900人をはじめとする1200人が機体の内外を見学した。

 A350-1000は、A350 XWBファミリーで胴体が最長となる長胴型の機体。全長は73.78メートルで、標準型で66.8メートルのA350-900より6.98メートル長い。座席数はメーカー標準仕様で3クラス366席と、A350-900の325席より41席多く、航続距離は7950海里(1万4350キロ)、最大離陸重量は308トンとなる。エンジンは英ロールス・ロイス製トレントXWB-97を搭載する。

 システムの95%がA350-900と共通で、タイプレーティング(機種別操縦資格取得)も共通。主翼の後縁が改良され、メインランディングギア(主脚)は6輪のものに改められた。

 1月末現在、A350 XWBの受注は854機で、このうちA350-1000は11顧客が169機を確定発注。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。確定発注はA350-900が18機、A350-1000が13機の31機となっている。

 A350について、JALの植木義晴社長は、「エアバスの本拠地であるトゥールーズで、実際に触れて匂いまで嗅いでこれだな、と確信を持って選定した」と導入の経緯を振り返った。「初期故障がほとんど見られず、選定して良かった。(機内仕様について)社内で意見を公募しており、社員の夢と希望を基に、最高の飛行機に仕上げてお客様に喜んでいただけるよう、努力したい」(植木社長)と語った。

 エアバス・ジャパンのステファン・ジヌー社長は、「飛び始めて3年間おおむね順調で、とても良い飛行機になっていると思う。印象的なのはもっとも静かな飛行機であることだ」と、客室内の静かさをアピールした。

 また、エアバスはこれまで、ボーイングと比べて日本のサプライヤーとの結びつきが弱かった。ジヌー社長は日本企業の参画状況について、「だいぶ向上している。今回の機体には装備していないが、ジャムコ(7408)のギャレー(厨房設備)もある」と、日本企業との結びつきを示した。

 JALは、2019年度にA350-900を国内線に就航させる予定。777を6年程度で置き換える。A350-1000の就航時期について、植木社長は「まだ正式決定していない」とした上で、「長距離国際線に導入している777-300ERの後継機として考えている」と述べた。

 今回お披露目された機体は、エアバスが3機保有するA350-1000の飛行試験機のうち、垂直尾翼にカーボン模様の塗装が施された2号機(MSN065、登録番号F-WLXV)。3クラス295席(ビジネス40席、エコノミープラス36席、エコノミー219席)の客室が備えられているが、JALの仕様とは異なる。

 羽田での公開は、中東・アジア太平洋ツアーの一環。これまでにドーハとマスカット、香港、ソウル、台北、ハノイ、シンガポール、バンコク、シドニー、オークランドを訪れており、14日夜に羽田から最後の訪問先であるマニラへ向かう。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:2/14(水) 19:54
Aviation Wire