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日本うんこ学会に聞いた 「排便」報告ゲーム考案のなぜ?

2/14(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 課金の代わりに「排便」を報告すると、強いキャラクターが入手できる。日本うんこ学会が大腸菌を擬人化した敵と戦うスマホゲーム「うんコレ」の無料公開のため、クラウドファンディング「CAMPFIRE」で出資(目標金額300万円)を募っている。

 最大の特徴は、お金を払って強いアイテムなどを手に入れる手法(課金)が、お金ではなく、“うんこ”の色や大きさを報告すること。別にふざけたゲームではなく、大真面目も大真面目なゲームだ。

 実は、日本うんこ学会とは、大腸がん検診の普及啓蒙を目的に、医師などを中心に手弁当で集まった組織。会長を務める石井洋介氏も現役の消化器外科の医師だ。なぜ、こんな風変わりなゲームを作ってしまったのか。

「消化器外科医として大腸がんをはじめとする多くの消化器疾患の手術をしてきましたが、手術した頃にはがんが進行しきっていて助けられなかった患者さんが何人もいました。そこで日本うんこ学会が開発を進めてきたスマホゲームを無料で一般公開することで、病気が進行する前に体の変調に気付いてほしいのです」(石井会長)

 うんこを報告した際、怪しいうんこだとアラート(警告音)が鳴り、早期発見に役立てるというもの。大腸がんの場合、排便の状況からある程度、推察できる。ゲームにはほかに、さりげなく医療情報なども含まれている。国立がん研究センターによると、昨年の大腸がんの罹患数(予測値)は14万9500例。がんの中で最も多く、5万3000人が死亡している。

 今月24日にはうんこゲームを語る「うんコレ感謝祭」(GOBLIN.千駄ケ谷)を開催予定。

 お父さんがトイレでこのゲームをしていても、そっと知らんぷりをしてあげよう。