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来た大技、夢舞台 スノボ片山選手、焼津で応援PV

2/14(水) 8:21配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 平昌五輪スノーボード男子ハーフパイプ(HP)予選に片山来夢(らいぶ)選手(22)=焼津市=が出場した13日、同市大富公民館で行われたパブリックビューイング(PV)に祖父母の青嶋正夫さん(83)、芙美代さん(82)をはじめ、市民ら約130人が駆け付けた。大技を決めて見事に予選通過を決めると一斉に拍手が湧き起こった。

 来場者は、紙を筒状に丸めた、市職員手作りの応援グッズを持ち、大型スクリーンに見入った。強風が吹き荒れる競技会場で、片山選手が1回目の試技に入る前、腕を組んでしばらくコースを見つめる様子が映ると心配そうなざわめきが広がった。

 意を決して滑り出すと、「行け!」と掛け声。高くジャンプして空中で板を手でつかむ「グラブ」を入れた高難度の技が決まるたびに大きな歓声が上がった。

 正夫さんは初めて生中継で孫の競技を観戦した。脳裏に浮かんだのは、片山選手が3歳の時の思い出。県外の神社までドライブした時、数メートルの高さの本殿廊下に登った孫に向かって、冗談半分で「さあ」と腕を広げると、迷うことなく胸を目がけて飛び降りてきた。「驚いたが、幼いながらいい度胸だと思った」と振り返り、「心の強さを大舞台でも発揮してくれた」と喜んだ。

 平昌に出発する数日前、同じ市内の祖父母宅にあいさつに訪れた片山選手はにこやかで、気負いを感じさせなかった。幼少期のスナップ写真を手に応援した芙美代さんは「小学生の頃から意志の固い子。明日の決勝も、のびのび滑ってほしい」と期待した。

静岡新聞社