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アリゾナでどう指導? 日ハム栗山監督に聞いた清宮の現在

2/14(水) 15:03配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 日本時間14日の清宮幸太郎(18=早実)は、韓国LGとの練習試合に初の代走で出場。午前中にはカブス入りが決まったOBのダルビッシュがキャンプ地に来るひと幕も。清宮はダルと挨拶を交わし、初対面が実現した。そんななか、栗山英樹監督(56)に清宮の現状と今後を直撃した。

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「清宮幸太郎をアリゾナに連れてきてよかったと思いますか?」

 日刊ゲンダイの質問に栗山英樹監督(56)はこう答えた。

「プロ野球って、長い期間の中で、多くの選手は得意なものしかやらないじゃない? やっぱり打つ方を生かすためにも、守備がものすごくうまくなる必要はないけど、打撃にもいい影響を与えたりとか。チームに影響を与えないところまでレベルを上げたいよね。打つことをやっていたら、なかなか基本のことはできない。それはそれでプラスだと思うのよ。一軍がどういう動きをするかとか、そういうことも含めてすごく勉強になったと思ってる。幸太郎に限らず、どの選手も我慢しきらなきゃいけないというのがあるから。そういう意味では、すごく良い時間になったと信じているんだけどね」

 自主トレ中に痛めた右手親指の回復が停滞したことで、キャンプでは守備走塁の基本をたたき込んだ。

 清宮はバットが振れない日々が続く中で「本当なら打撃をやっていないといけないが、新鮮というか、プロのコーチに教わることだけでも今までとすごく違う。いろんなことを吸収したい」と前向きな発言をしていたものの、バットを振れないストレスは少なからずたまっていたのではないか。

「見ててストレスがたまっているなと思ったら、いろいろ話はしてきた。『いつでもバットを振れるから心配するな』『こういう環境に慣れることだけでも成長だよ』と。自分が得意なものでストレスを発散するということもあるんだけど、得意じゃないものをやり続けることも大事。あの状況だったら、それが彼にとって一番プラスになると思った。だから本人にはずっと話をしてきたし、本人も理解していると思う」

■「まずは野球をしっかりと」

 守備走塁の基本に取り組む中、スローイングを含めて成長の兆しは見える。このまま順調に成長したとして、どんな起用イメージを持っているのか。何番を打たせたいと思っているのか。

「こんな手があったかということがないようにいつも考えてる。いろんな状況、いろんなことがあるから、できること、できないことは当然起こってくるんだけど。(大谷)翔平のときもそうだけど、ありとあらゆるすべてのパターンは、頭の中に入ってる。2番? もうもう、当たり前のように考えてる。今の野球はメジャーもそうだけど、2番に4番打者というか、一番良い打者を入れるのは普通にあること。打線の流れというのは、『幅』でもって考えているので。今後どういうふうになるのか楽しみにしたいよね」

 さて、清宮は外出する際、誰とどこへ行くのかを栗山監督にメールで報告し、許可をもらう必要がある。キャンプ中は外食や買い物にも出かけたようだが、ガス抜きの意味も込めて許可していたのか。

「そういう買い物とかは、必要なんだからやればいいし、そういう中できっちりやってくれることが一番だから。(許可制は)幸太郎だけではなくて、20歳にいかない選手はみんなやっていること。まずは野球をしっかりやりましょうと。他のことをやるなと言っているわけではないのでね。まあ、外出するといっても、買い物するか、ごはん食べることくらいしかないだろ(笑い)」