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<平昌五輪>大会始まったのに…今さら「自由の女神像はダメ?」 一貫性のないIOC

2/14(水) 14:34配信

中央日報日本語版

国際オリンピック委員会(IOC)の一貫性ない対応が俎上に載せられた。

米国日刊紙「USAトゥデイ」は「米国女子アイスホッケー代表チームGKのマスクに描かれた『自由の女神像』をどうするかをめぐり、米国アイスホッケー協会とIOCが現在競技中」と13日、伝えた。米国女子代表チームGKのニコール・ヘンズリーはマスク左側に、別のGKアレックス・リグスビーはマスクのあご側に自由の女神像を入れている。米国アイスホッケー協会のデイブ・フィッシャー報道官は「IOCが『イメージ』を消さなければなければならないと伝えてきて現在議論中」と説明した。

通常、アイスホッケーGKはマスクにさまざまな意味を込めて派手なイメージや文字を入れている。このため、IOCは規定に違反する内容がないかどうかを確認するために、五輪出場国のGKのマスクの図案を前もって検査している。韓国男子アイスホッケー代表チームのGKマット・ダルトンのマスクに描かた忠武公李舜臣(チュンムゴン/イ・スンシン)将軍のイメージを最近テープで隠した。IOCが李舜臣将軍の図を「政治的」と判断したためだ。この過程で、IOCは大韓アイスホッケー協会に過去の規定違反事例も伝達したが、「自由の女神像」のイメージも規定違反に該当すると説明した。

7日、関東(カンドン)ホッケーセンターで開かれた米国女子アイスホッケー代表チームGKのヘンズリーとリグスビーは自由の女神像が描かれたマスクを着用して練習に臨んだ。当時、米国代表チーム関係者は「我々GKのマスクが問題になるという話は聞いたことがない。五輪の試合には(米国から持ってきた)マスクをかぶって出場する」と明らかにした。この関係者は「自由の女神像は米国人の『自由精神』を象徴する。全く政治的ではない」と付け加えた。米国は11日、フィンランドと五輪初戦を戦った。IOCは米国が初戦に出場するまで、何の措置も取らなかった。だが、一歩遅れて規定に違反したとし、イメージを消すよう指示した。

「自由の女神像」を「政治的」と判断したことも一貫性がない。2014年ソチ五輪では自由の女神像のイメージに対する制裁はなかった。ソチ大会で米国女子アイスホッケー代表チームGKのジェシー・ベターは自由の女神像が描かれたマスクを使って試合にに出場した。IOCがベターのイメージを事前に把握できなかったわけではない。

ベターはソチ大会前にIOC規定違反でGKマスクの図案を修正した。だが、ベターがIOCから指摘されたのは「自由の女神像」のイメージではなかった。「We the people」で始まる米国憲法の一節を入れたのだった。IOCはこの一節が「特定集団を『宣伝(propaganda)』しているように見える」と解釈した。GKのマスクのあごに描かれた五輪マークも外した。

マーク・アダムスIOC報道官とキット・マクドネルIOCスポーツ局長はこの日、平昌組織委と合同デイリー記者会見で関連質問を受けて「初めて聞く話」としながら「ユニフォームなど技術的な規定は国家オリンピック委員会(NOC)と選手たちがよく知っていると思う」と詳しい説明を避けた。

IOCはオリンピックにおける選手たちの「政治的表現(political statement)」に敏感に反応する。だが、昔も今もIOCが突きつけるルールには一貫性がない。2012年ロンドン夏季五輪で日本体操代表チームが軍国主義を象徴する旭日旗がデザインされたユニホームを着てメダルを獲得したが何の制裁もなかった。反面、同じ大会で韓国サッカー代表チーム朴種佑(パク・ジョンウ)が3~4位戦で日本を破って銅メダルを獲得した後、「独島(ドクト、日本名・竹島)は私たち(韓国)の地」というプラカードを手にした時は「銅メダル剥奪」まで検討するほど鋭敏に反応した。