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羽生棋聖と井山十段に国民栄誉賞授与 さらなる飛躍誓う

2/14(水) 7:55配信

産経新聞

 ■羽生棋聖「限界に挑戦したい」

 ■井山十段「人間として努力を」

 国民栄誉賞に輝いた将棋の羽生善治棋聖(47)=竜王=と囲碁の井山裕太十段(28)は13日、首相官邸で行われた授与式の後、東京都内のホテルで記者会見に臨んだ。受賞決定後、2人がそろって会見するのは初めて。

 会場には人気の高さを反映し、多くのマスコミが集まった。2人は羽織はかまという和服の正装で、羽生氏は「今まで表彰を受けたことはたくさんありましたが、今日はちょっと緊張しました」と笑顔をみせ、今後の抱負として「できる限りの限界というものに挑戦していきたい」と述べた。井山氏も「身に余る光栄で実感が湧かない部分もあります」とし、「棋士として自分はまだまだ。棋士としても人間としても努力していきたい」と時折ほほえみを浮かべながら、さらなる飛躍を誓った。

 棋士として揮毫(きごう)する機会が多いため、記念品として雨端硯(あめはたすずり)や熊野筆などが贈られた。羽生氏は「もったいなくて使えないかも」、井山氏は「これを機会に書の方も勉強しようと思います」と述べ、会場の笑いを誘った。

 これまで何度も対談を重ね、親交が深い2人。羽生氏が「独創的な手を打ち続けているのは私と少し違う。囲碁は国際普及の面で先を行っており、韓国、中国に若くて強い人が多い中で存在感を発揮してほしい」とエールを送ると、井山氏も「羽生先生が常に新しいものに挑戦する姿は理想とする姿です」と持ち上げた。

最終更新:2/14(水) 7:55
産経新聞