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<五輪スノーボード>片山、納得の87.00点

2/14(水) 13:40配信

毎日新聞

 平昌五輪・第6日の14日、スノーボードの男子ハーフパイプ(HP)は上位12人による決勝が行われ、平野歩夢(木下グループ)が2大会連続の銀メダルを獲得した。2回目に95.25点をマークしてトップに立ったが3回目は点を伸ばせず、97.75点を出した王者のショーン・ホワイト(米国)に逆転された。

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 ホワイトは2006年トリノ、10年バンクーバーに続き、2大会ぶりで自身3個目の金メダル。片山来夢(バートン)は3回目にマークした87.00点で7位。予選10位の戸塚優斗(ヨネックス)は1回目の39.25点で11位。2回目で転倒して3回目は棄権した。

 フィギュアスケートはペアのショートプログラム(SP)があり、須崎海羽、木原龍一組(木下グループ)が自己最高の57.74点をマークした。

 北朝鮮のリョム・テオク、キム・ジュシク組は69.40点。出場22組のうち上位16組が15日のフリーに進む。

 「大ざっぱだが爆発力があり、何をするか分からない男」。日本代表の村上大輔コーチがこう評する片山が、初出場の五輪で7位に入賞した。

 前日の予選は、2回目に3回転半の技「バックサイド1260」に、空中でボードを握る「グラブ」の動作を入れて審判にアピール。90.75点の高得点をマークして日本勢では平野に次ぐ5位で通過した。「思ったより点が出た。もっと低いと思っていた」と謙遜していたが、メダルが狙える感触もつかんだ。決勝は1回目に85.75点で4位につけると、さらに高みを狙ってチャレンジ。3回目にさらに得点を伸ばした。続く選手たちに高得点が続出して順位を下げたが、持ち味は見せた。

 静岡県焼津市出身。2歳でスノーボードに出会い、2006年のトリノ五輪を見てハーフパイプにのめり込んだ。中学は、当時愛媛県にあった屋内スキー場で腕を磨くために親元を離れて「スノボ留学」。高校3年生で全日本選手権を制するなど、着実に力を付けてきた。

 前回のソチ五輪で同世代の平野が銀、平岡卓(バートン)が銅メダルを獲得したのを見て感じたのは「悔しさ9割、うれしさ1割」だった。「自分も出たいし、メダルを取りたいとより強く思うようになった」。課題を着実にクリアして平昌五輪にたどり着いた。決勝に向けて「順位より、自分のベストの滑りを目指した方がリラックスできるし、この場を楽しめる」と強調していた片山。五輪でも、闘志と楽しむ心の歯車をかみ合わせて滑った。【平本泰章】

最終更新:2/14(水) 15:46
毎日新聞