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自白「警察官のヒントで想像」 川崎転落死事件の被告

2/14(水) 22:41配信

朝日新聞デジタル

 川崎市の有料老人ホームで2014年、入所者の男女3人が相次いで転落死した事件で、殺人罪に問われた元職員の今井隼人被告(25)の裁判員裁判が14日、横浜地裁で開かれ、今井被告の捜査段階の自白について被告人質問があった。今井被告は「警察官から言われたヒントをもとに想像したり、推測したりして犯行の様子を話した」と説明し、改めて無罪だと訴えた。

 今井被告は16年2月、神奈川県警の任意の調べに「自分が殺しました」と犯行を自白し、殺人容疑で逮捕された。今井被告が自白する様子が録音・録画された。この日、今井被告は「録音・録画が始まる前の任意の取り調べで警察官から圧迫された」と述べた。警察官のどんなヒントをもとに自白したのかを問われると、「覚えていません」などと述べた。

 また、今井被告は同年2月7日に県警が行った任意の取り調べ後、母と妹に「(入所者に)頼まれて殺した」と自宅で伝えていた。裁判直前まで、自身が関与していないことを家族に伝えなかった理由を問われると、今井被告は「母と事件について話すつもりはなかった。そんな空気ではなかった」などと答えた。(古田寛也)

朝日新聞社