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<五輪アイスホッケー>開始1分で主導権「1勝うれしい」

2/14(水) 20:43配信

毎日新聞

 ◇平昌五輪 アイスホッケー女子(14日)

 アジア大会覇者の日本女子が悲願の五輪初勝利をつかんだ。対戦相手は、韓国と北朝鮮による合同チーム「コリア」。互いに初勝利を懸けて臨んだ一戦だったが、日本は序盤から速いパス回しと運動量で主導権を握った。

 開始わずか1分過ぎ、相手ゴール裏で浮田から床秦留可へとパックをつなぎ、最後はゴール前に飛び込んだエースの久保が冷静にGKの左を射抜いた。2分後には、ロングシュートのこぼれ球を小野が押し込んだ。その後、ゴール前を固めるコリアに苦しめられたが、DF小池のロングシュートなどで振り切った。

 日本は1998年長野五輪、前回大会の2014年ソチ五輪と10戦全敗。今回もスウェーデン、スイスと接戦を演じながらも連敗し、メダルの可能性が消えて迎えた試合だった。それでも、久保は白星を手にし「内容はともかく1勝できてうれしい。記録として残る」と話した。

 日本女子の歴史は1973年に伊勢丹による初の女子チーム結成までさかのぼる。氷上の格闘技と呼ばれるだけに「男のスポーツ」と見られがちだった。ただ、全日本選手権が82年から始まり、世界選手権は第1回大会の90年から出場。長野五輪では「女子ホッケーをメジャーに」を合言葉に戦い、ソチ五輪以降は「スマイル」の愛称で親しまれてきた。

 ソチ五輪で全敗に終わり「あと1歩」と天を仰いだ主将の大沢。「勝つことは難しい」と語り、4年の歳月を経てようやく本物の笑顔を咲かせた。【田原和宏】

最終更新:2/14(水) 21:00
毎日新聞