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<南アフリカ>ズマ氏不信任へ 16日にも新大統領選出

2/14(水) 21:41配信

毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)の幹部は14日、汚職疑惑が相次ぎながら辞任を拒んでいるズマ大統領について、15日に国民議会(下院)で不信任決議案を可決させる方針を明らかにした。16日中にラマポーザ副大統領を後任の大統領に選出するとしている。

 党幹部は記者団に対し、党が決定したズマ氏に対する辞任要求は「今日(14日)が回答期限だ。いつまでも待てない」と語った。

 14日に開いた議員総会で、ANC執行部は不信任案の審議に向けた準備を進めるよう指示した。すでに野党が提出している不信任案に修正を加え、「共同提出」の形で15日に審議するという。

 南アの大統領は下院で選出。ズマ氏は2009年5月に就任後、これまで8度の不信任案を切り抜けてきたが、議席の6割を占めるANCが賛成に回れば、可決は確実。来年の任期切れを待たずに退陣することになる。

 沈黙を保っていたズマ氏は14日、国営テレビを通じて「党執行部は理由も示さず、辞任を要求してきた。不当であり、理解できない」と主張。また辞任を拒んでいるわけではなく、円滑な権限移譲には一定の「移行期間」が必要との持論を展開し、「なぜそこまで急ぐ必要があるのか」と語った。

 ラマポーザ氏は故ネルソン・マンデラ氏の右腕として、白人政権とのアパルトヘイト(人種隔離)政策撤廃交渉を成功に導いた。昨年12月にANC議長に選出され、大統領に就任すれば、政府内の汚職一掃の役割も担うことになる。

最終更新:2/15(木) 2:56
毎日新聞