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同じ銀、ソチとは格段の差=平野、力出し切り悔しさも〔五輪・スノーボード〕

2/14(水) 18:49配信

時事通信

 逆転された悔しさがこみ上げる一方で、力を出し切った実感があった。「全力でやれたと素直に思う」。平野が2大会連続の銀メダル。15歳で手にした前回とは「全く違う結果」と力を込めた。
 2回目は冒頭のエアで高さを見せつけ、続いて縦2回転横4回転する「ダブルコーク1440」の連続技。後半は3回転半の連続技をスムーズに着地した。この時点でトップに立つ95.25点。五輪に向け、これまで磨いてきた五つの技をつなぐ構成を決めたものの、「安心できない点数」にとどまった。滑走順が遅いホワイトらを警戒し、3回目は6回の構成に挑んだが途中で失敗。最後に観衆を引きつける演技を見せて逆転したライバルを、「今まで見てきた中で彼の一番の滑りを、この重圧の中で決められた。素晴らしかった」とたたえた。
 4年前のソチ五輪では勢いのままに銀メダルを手にし、「自分の持っていたもので銀を取っちゃった。(金を取れない)悔しさも特になかった」と振り返る。五輪を経験して高難度の技の必要性を感じ、さらなる成長を誓って取り組んだ4年間。1年前に大けがをする苦しい時期を乗り越えて今大会に臨んだ。ソチでは跳べなかった4回転を跳び、鍛錬を重ねて手に入れた滑りを見せつけた。
 ホワイトが上だったことを認めながらも心の整理がつかず、試合後のセレモニーでは笑顔をつくれなかった。それでも、「自分の中でできることは全てやれたと思うので、その結果が銀メダルだったら受け入れられる。目標がさらに上に見つかるのはいいこと」。力を出し切った19歳は晴れ晴れとしている。(時事)

最終更新:2/14(水) 18:55
時事通信