ここから本文です

山中監督、報われた初勝利=体力強化で意識改革〔五輪・アイスホッケー〕

2/14(水) 18:53配信

時事通信

 山中武司監督(47)が「スマイルジャパン」の教え子から初勝利を贈られた。現役時代はDFとして日本リーグ(当時)の王子製紙で活躍し、男子日本代表として1998年長野五輪に出場。引退後は2012年にアジアリーグで王子を優勝に導くなど指導歴を重ね、16年夏に女子代表の監督に就任した。
 鉄棒で懸垂がほとんどできない選手がいることに驚かされた。まず着手したのは基礎体力の向上。強豪米国のベンチプレスなどの数値を調べ、そのレベルを選手に求めた。高い目標設定だったが、論拠は明快。「体格差は埋められないが、体力で補うことはできる」。選手が口をそろえて「きつかった」と振り返る練習で、力を底上げした。
 選手村に入った4日。はしゃぐ選手たちを「今夜まではいいが、思い出づくりじゃないよ」と引き締めた。長野五輪の時、自身も北米リーグ(NHL)のスター選手を見て気持ちが浮ついてしまった苦い経験があるからだが、「彼女たちなら、しっかりスイッチを切り替えられる」。深い信頼関係を就任からの1年半で培った自負はある。
 1次リーグでは欧州の強豪から勝利を挙げられず、目標のメダルには届かなかった。まだ順位決定戦が2試合ある。「残り試合に勝って、少しでも上の順位で終われるようにしたい」。注目されたコリア戦で地力の差を見せ、さらに意地を示すチャンスは残っている。(時事)

最終更新:2/14(水) 18:53
時事通信