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小平、飛躍の裏に古武術 一本歯のげたを履いた体幹トレ/スピード

2/14(水) 20:22配信

サンケイスポーツ

 平昌五輪第6日(14日、江陵オーバル)スピードスケート女子1000メートルで、世界記録保持者の小平奈緒(31)=相沢病院=が1分13秒82で銀メダル。1500メートル銀メダリストの高木美帆(23)=日体大助手=は1分13秒98で銅メダルで、ダブル表彰台となった。ヨリン・テルモルス(28)=オランダ=が五輪記録の1分13秒56で金メダルを獲得した。

 他の追随を許さない女子スプリンターに成長した。2014年ソチ五輪は13位。期待されたメダルを逃し世界トップとの差を痛感させられた。小平が進化したきっかけは2年間のオランダ留学にあった。

 メダリストを量産するスケート王国のノウハウや空気に触れ、多くの収穫を持ち帰った。ソチ五輪の前は欧米選手のようなパワフルな体を求めて練習に励んでいたが、今は力を効率的に生かすことを念頭に体幹を重視する。古武術にヒントを得た一本歯のげたを履いてスケートの姿勢を保つ体幹トレーニングを行うなど緻密な練習に時間の多くを割くようになった。

 また男子選手をパートナーにしたこともレベルを引き上げた。世界距離別選手権前の1月ごろからソチ五輪男子1000メートル代表の山中大地(電算)らを相手にした練習を本格化。体格やパワーの差を補うために試行錯誤を重ねた。

 かつてはレスリング女子の合宿に参加し、吉田沙保里と組み合ったこともある。自宅トイレには筋肉の解剖図を貼ってその表層、深層について考える。探求心はとどまるところがない。速くなるため、あらゆることに挑戦した日々の集大成となる3度目の大舞台で、まずは1個目のメダルをつかんだ。