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米・トルコ国防相、クルド人勢力への軍事攻撃を協議

2/14(水) 18:10配信

産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】マティス米国防長官は13日、訪問先のイタリア・ローマでトルコのジャニクリ国防相と、同国がシリア北西部アフリンで実施している少数民族クルド人勢力への軍事作戦について協議した。マティス氏は同日、トルコ側の「正当な安全保障上の懸念」を話し合ったと記者団に明らかにし、引き続きトルコ側にイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討に集中するよう求めていく考えを示した。

 トルコは国内の非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)の分派とみなすクルド人民兵組織「人民防衛部隊」(YPG)をシリアで攻撃している。これに対し、米政府はIS掃討のためYPGを含む「シリア民主軍」(SDF)への支援を続けている。

 米国防総省が12日に発表した2019会計年度(18年10月~19年9月)の国防予算案に、クルド人部隊などシリアの反体制派に対する訓練や装備品などの支援や国境警備部隊創設などに計5億5千万ドル(約593億円)を計上したことに、トルコ側は反発している。

 ティラーソン国務長官が15、16両日にトルコを訪れ、同国のエルドアン大統領との会談を予定しており、IS掃討やシリア内戦の解決に向けて米国と足並みをそろえるよう求める方針だ。国務省のナウアート報道官は13日の記者会見でシリアでのトルコの動きについて、「米政府として深く懸念しており、暴力がさらに悪化しないことを望んでいる」と述べた。

最終更新:2/14(水) 22:17
産経新聞