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(朝鮮日報日本語版) ロッテ会長、誕生日前日に実刑判決で拘置所行き=韓国財界「サムスンの件とどこが違うの?」

2/14(水) 9:33配信

朝鮮日報日本語版

 「悲惨です」

 これは、韓国ロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)被告が一審で懲役2年6月を言い渡され、法廷拘束された13日、ロッテの役員が言った言葉だ。辛東彬被告は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の長年の知人で、国政介入事件の中心人物とされる崔順実(チェ・スンシル)被告への贈賄罪に問われていた。辛東彬被告が懲役10年を求刑された経営不正関連裁判の一審で、昨年12月22日に執行猶予判決を受けた時、ロッテ社員は安堵(あんど)したが、この日はパニックに陥った。今月9日の平昌冬季五輪開会式に出席した辛東彬被告は、判決翌日の14日に国際スキー連盟(FIS)を招いた晩さん会を主催するなど、国政介入事件の一審判決を楽観していたようだ。ロッテは「裁判所の判断を尊重するが、結果については非常に残念に思う。証拠を通じて無罪を訴えたが、認められず遺憾だ」とコメントした。辛東彬被告は満63歳の誕生日である14日を拘置所で迎えた。

 財界からは、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が5日の二審でKスポーツ財団に提供した出資金について無罪判決を受けたことを挙げて、「判決内容を見ると、サムスンの件とロッテの件の違いが何なのかよく分からない。裁判所は明確な基準を提示できずにいるのでは」という不満が出ている。

 判決が裁判所や審級によって違うのではないかという声もある。韓国10大グループの関係者は「一審で実刑を受けた李在鎔副会長が控訴審ではかなりの部分で無罪となり、執行猶予で釈放されたことを考えると、二審で争う余地はある。だが、すぐに法廷拘束したのは行き過ぎだ」と語った。別の関係者は「裁判所の判断基準が何なのか納得しがたい。工場を閉鎖して韓国から撤退する韓国GM(米ゼネラルモーターズ子会社)の気持ちが分かる」と言った。

 全国経済人連合会のペ・サングン専務は「ロッテは中国による『終末高高度防衛ミサイル(THAAD)報復』など国内外の困難な状況の中にあっても、この5年間で雇用を30%以上増やした『雇用模範企業』なのに、有罪判決を受けることになり非常に残念だ。今回の判決がロッテの投資拡大や雇用創出に悪影響を及ぼさないか懸念される」と述べた。