ここから本文です

“天守閣”VS“石垣”止まぬ専門家の対立…名古屋城天守閣木造化 有識者会議がまた紛糾

2/14(水) 19:13配信

東海テレビ

 4年後の完成を目指す名古屋城天守閣の木造復元事業。早期の完成か、丁寧な調査か…。名古屋市の有識者会議がまた紛糾です。

 名古屋城天守閣の木造復元をめぐっては、2022年12月の早期の完成を優先する建築の専門家と、時間をかけた丁寧な調査を主張する石垣の専門家の間で意見が対立し、軋轢がうまれています。

「石垣の専門家は安全性を考えていない」(会議の建築の専門家)

 工期を守りたい建築の専門家は去年10月、石垣の専門家が調査の優先を主張することを非難。石垣の専門家は発言に抗議し、会議はおよそ4ヵ月中断。石垣などの調査も2ヵ月余りストップし、完成時期の遅れなどが心配されました。

「我々の側からすると暴言に近い。発言の撤回・謝罪を求めている。河村市長自身も(建築の専門家に)撤回と謝罪を求めている」(同・石垣の専門家)

 この問題を受け、名古屋市は河村市長から建築の専門家に発言の撤回と謝罪を求めさせたと説明。石垣の専門家らはそれらを受け、先月30日、会議や調査を再開しました。

 しかし14日午前に開かれた、天守閣の復元について建築の専門家らが議論する名古屋市の有識者会議。

「私は間違ったことは言っていないと思う」(同・建築の専門家)

 建築の専門家は「石垣の専門家は安全性を考えていない」とした発言について、言葉が足りなかっただけで趣旨が理解されていないと反論。

 さらにその発言を巡って河村市長が謝罪と発言の撤回を求めたと市が石垣の専門家に説明したことに対し、「市長からそういった発言は聞いていない」と市の説明は事実と異なると反論。市の対応について「詭弁だ」と非難しました。

「市長は謝罪や撤回を求めて面会したが、(建築の専門家が)そういうつもりで発言したのではないということだったので、具体的に謝罪・撤回を求めるというところまでは至っていない。私どもは(石垣の専門家には)市長が(謝罪や撤回を求める)趣旨で会ったことを評価してもらっていると思っている」(名古屋城総合事務所 西野輝一所長)

 天守閣は今年5月7日から入場が禁止されますが、有識者の間で意見が対立していて、計画通り進むかは不透明です。

東海テレビ

最終更新:2/14(水) 21:04
東海テレビ