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(朝鮮日報日本語版) 平昌五輪:韓国失格でネット憤怒、カナダ選手のSNS炎上

2/14(水) 22:46配信

朝鮮日報日本語版

 13日に行われた平昌冬季五輪のショートトラック女子500メートル決勝で、韓国のチェ・ミンジョンが失格となったことで銅メダルを手にしたキム・ブタン(カナダ)=24=に対し、インターネット上で1万件を超える悪質なコメントが殺到した。「追いかけて殺してやる」などと殺害をほのめかす脅迫文まで書き込まれたことから、カナダ・スケート連盟がカナダ警察や国際オリンピック委員会(IOC)と共に対応に乗り出し、大騒動に発展している。

 チェ・ミンジョンは決勝で、アリアンナ・フォンタナ(イタリア)との接戦の末に2位でゴールしたが、キム・ブタンを追い越す際に手で相手の膝を押したとして失格となった。チェ・ミンジョンはレース後に判定を受け入れるコメントを出した。しかし怒りの収まらない韓国のファンたちは「ブタンもチェ・ミンジョンを押したのに、チェ・ミンジョンだけが失格になった」として、ツイッターやインスタグラムなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のキム・ブタンのアカウントを悪質なコメントで埋め尽くした。「反則でメダルを取った。恥を知れ」「前回は沈錫希(シム・ソクヒ)を押した選手だ。もっと罵倒しよう」「パパにそうやってメダルを取れと教えられたのか?」など、韓国語と英語による誹謗(ひぼう)中傷が殺到した。口にできないような性的な侮辱も見られた。

 中には「選手への非難は自制しよう」と呼びかけるネットユーザーもいたが、「中継を見ていないのか」などと攻撃された。キム・ブタンのSNSのコメント欄はあっという間に「炎上」した。レース後1時間で、キム・ブタンのSNSには非難のコメントが1万件以上殺到し、キム・ブタンは韓国のポータルサイトの検索ワード1位に浮上した。この事態を受け、キム・ブタンは13日夜にSNSのアカウントを全て非公開に変更した。

 カナダのメディアは14日、韓国のネットユーザーらによるキム・ブタンへの殺害予告などを受けてカナダ当局が選手の保護に乗り出したと報じた。カナダ・オリンピック委員会は「選手の健康と安全のために、スケート連盟とカナダ警察と協力している」との声明を発表した。カナダ放送(CBC)の記者はツイッターでこの問題に言及し「平昌冬季五輪の暗い面だ」と書いた。一方、IOCは困惑している。IOCは「望ましくないことではあるが、オンライン上の悪質なコメントまでIOCが統制することはできない」との立場を発表した。

 相手選手に対して韓国人がネット上で猛攻撃を仕掛けるのは今回が初めてではない。2014年ソチ五輪では、ショートトラック女子500メートル決勝で先頭に立っていた朴勝羲(パク・スンヒ)がエリス・クリスティー(英国)に押されて転倒し、金メダルを逃すと、レース直後クリスティーのSNSアカウントは「死ね」など韓国のネットユーザーからの誹謗中傷コメントでいっぱいになった。クリスティーはその翌日「韓国人と全ての選手に謝罪する。朴勝羲が無事であることを祈る」と謝罪文を掲載した。しかしその謝罪文のコメント欄も炎上し、クリスティーは結局ツイッターとフェイスブックのアカウントを閉鎖した。