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新京成電鉄と京成電鉄の違いって? 陸軍演習線が「新京成線」になるまで

2/14(水) 6:20配信

乗りものニュース

明治生まれの「京成」、昭和生まれの「新京成」

 京成電鉄は東京都心と成田空港、千葉を結ぶ大手私鉄です。成田空港に行く際に特急「スカイライナー」などを利用したことがある、という人も多いと思います。

【写真】駅ホームの長い木製ベンチ

 この京成電鉄の京成津田沼駅(千葉県習志野市)と、JR常磐線の松戸駅(同・松戸市)を結んでいるのが新京成電鉄。名前はよく似ていますし、京成グループの会社ではありますが、一体何が違うのでしょう。

京成電鉄の子会社として誕生

 京成電鉄は、東京から成田山新勝寺(千葉県成田市)への参詣客を輸送するために、1909(明治42)年に設立された鉄道会社です。

 一方、新京成電鉄は戦前に当時の陸軍鉄道連隊が線路を敷設する練習した線路敷を京成電鉄に払い下げてもらったのが始まり。この線路敷を改良し、運営を任せる子会社として1946(昭和21)年に設立した会社が新京成電鉄です。

 払い下げを受けた京成電鉄は、新路線に対し国からの補助を受けるため、線路の幅を親会社の京成電鉄と同じ1372mm(当時)とせず、1067mmの新会社「新京成電鉄」として設立しました。このとき「将来京成電鉄株式会社より会社の合併又は本鉄道の譲渡について申入のあった場合は拒むことを得ない」と、免許には将来の京成電鉄への編入も視野に入れていました。

 しかし後に法が変わって補助が切れ、線路の幅も親会社と同じになった後も、京成電鉄は都心直通プロジェクトなど大型案件を抱えていたほか、後に京成電鉄の経営危機もあったため合併などがされることなく、新京成電鉄が独自に沿線開発を進めて現在に至ります。

カーブの多さは生まれが由来

 このような経緯で生まれた会社であるため京成電鉄との結び付きはいまも強く、新京成電鉄の運転士は京成電鉄の施設を使って訓練を行っていますし、京成電鉄と新京成電鉄で同じスタイルの車両を導入するといったことも行われています。

 ところで、新京成電鉄の路線の元となった鉄道連隊演習線は、いろいろな状況を想定して演習場の中を右に左に曲げて敷設されました。その結果、津田沼~松戸間は直線距離で16kmほどにもかかわらず、実際の線路は40km近い長さに。この線路敷きをそのまま転用したら所要時間が無駄にかかってしまうため、払い下げられた後、まっすぐにできるところはできるだけ改良されました。しかし現在も、いたるところにカーブが残っています。

 とは言えスピードは決して遅くなく、右に左に車体を傾けながら軽快に走り抜けていきます。日中の京成津田沼~松戸間26.5kmの所要時間は44分。途中22駅に停車しているにもかかわらず停車時間を含めた平均速度は36.1km/hです。首都圏の普通電車としては速い部類に入ります。

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