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昔ながらの手作りこんにゃく 川合の特産にと販売開始

2/14(水) 8:01配信

両丹日日新聞

 京都府福知山市三和町川合地域の婦人グループが、江戸時代から生産が盛んだった「川合のこんにゃく芋」を使った商品づくりを始めた。地元の加工所で昔ながらの製法で手作りし、風味豊かなこんにゃくが仕上がった。13日から町内で定期的に販売を始めた。今後、市内や京阪神などに販売ルートを開拓し、6次産業化をめざす。

 川合地域は山間にあり、狭い畑が効率よく利用でき鳥獣害に遭いにくいことなどから、こんにゃく芋の生産が盛んだった。しかし、生産量は近年激減し、各家庭に伝わっていたこんにゃくを作る技術も消えようとしている。

 こうした中、こんにゃく芋の生産をする農事組合法人「かわい」代表理事の土佐祐司さん(64)が提案し、「かわい」が栽培する万願寺甘とうの収穫作業をする地元の婦人グループ「ささゆりグループ」(堀川成子代表、10人)が、「昔ながらの製法で一味違うこんにゃくを作り、地元の特産品にしよう」と結束した。

 作業場所は「かわい」が所有する上川合の川合ふれあいセンター内で、昨年12月に府中丹西保健所の製造許可を受けて設置した。8畳ほどの広さで、作業台や調理道具など必要な機材は府むらの活力向上事業の補助を受けてそろえた。

 12日には、こんにゃく作りに詳しい兵庫県西宮市の安部大輔さん(40)に教わりながら作業。土佐さんが4年がかりで栽培したこんにゃく芋をよく洗い、皮をむいた後、ミキサーにかけてすりおろし、力強く練った。これを丸めてゆでて完成させた。

 一般のものは凝固剤として炭酸ナトリウムなどが使われるが、昔と同じように、わらを燃やした灰を使っており、癖のないやさしい味に仕上がった。 

 婦人グループの堀川代表は「昔から地域に伝わる農産物を生かして加工品を生み出し、過疎化が進む地域の活性化につなげたい。こんにゃくはその第一弾で、芋の生産から販売まで一貫してできるように頑張りたい」と意欲をみせる。

 皿に盛って刺し身こんにゃくとして食べるのがおすすめといい、値段はパック詰め(2個入り)で税込み250円。当面は毎月3、13、23日午後2時から5時まで同町千束の国道9号沿いで開く「夕焼けマーケット」と、川合ふれあいセンター内で毎週水、金曜日の午前中に開く「よってっ亭」で販売する予定。

両丹日日新聞社

最終更新:2/14(水) 8:01
両丹日日新聞