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“日本一飛ばす受付嬢”が赤坂にいた! 平均280ヤードのぶっ飛び女子に飛距離の秘密を聞いてきた

2/14(水) 14:59配信

みんなのゴルフダイジェスト

林佳世子さんは普段、赤坂にあるゴルフスタジオ「√d(ルートディー)ゴルフアカデミー」で受付嬢をしている。しかしこの林さん、ドライバーを持つと飛距離は280ヤード。ドラコン大会での優勝経験もあるという。「もともとは220ヤードくらいしか飛びませんでした」という林さんが飛ばし屋になるまでのストーリーを聞いてきた。

飛ばないトップアマがドライバーイップスを経てドラコン女王に変身

みんなのゴルフダイジェスト編集部(以下:編集部):平均280ヤード飛ぶとのことですが、昔から飛ばし屋だったのでしょうか?

林:実は飛ばし屋ではなかったんです。10歳のときにお父さんのススメでゴルフを始めて、スポーツ推薦で入学した専修大学2年生のときに「関東女子学生」(2005年)で優勝できたり、その年の「日本女子アマ」ではベスト16に入ったりと競技で結果は出ていたんですが、そのときのドライバーはせいぜい220ヤード、マックス飛んで230ヤード。JGA(日本ゴルフ協会)のプロフィールページには「平均飛距離230ヤード」って載っていますけど、実は盛ってました(笑)。

編集部:なるほど。しかし、すごい経歴の持ち主だったんですね!

林:そうですね(笑)。競技で結果が出たことで、たくさんのコーチから声がかかるようになって、あるコーチにスウィングを習いました。でも言われたことがまったくできなかったし、やればやるほど迷路にハマる負のスパイラルに陥りました。生まれつき私の体は弛緩症といって、関節がとってもユルくてズレやすいし、トレーニングをしても筋肉がつきにくい。しかも当時は「重いクラブを使いなさい」というセオリーがありましたが、この体質で重たいクラブを振るのは負担が大きすぎるし、できない理由を教えてくれるコーチもいない。

編集部:レッスン迷子になってしまったと。

林:しかも最悪なことにドライバーイップスになっちゃったんですよ! アドレスで固まっちゃうし、チーピンに悩まされるし、目の前の池にまさかの池ポチャをするし。もう「どうしよう、どうしよう」とバタバタのゴルフで、スコアどころじゃありません。キズつき悩んで自信をなくした私は、20歳代の半ばにはゴルフをやめようって考えるようにもなりました。

編集部:そこからどうやって飛ばし屋に……?

林:ある日、学生時代の同級生に誘われて、当時は西麻布にあったこのアカデミーに顔を出したんです。そこで球を打つ私に、的確な指摘・アドバイスをしてくださったのが浦(大輔)先生でした。そこからさらにいろんなことを教わるようになって、すぐにドライバーの飛距離が250~260ヤードに伸びたんです。“リケジョ”じゃありませんが、もともとロジカルに物事を考えるタイプの私には、事細かに理論的・物理的に教えてもらったことで、スッと体に入ったんです。私より飛んでいた同級生をオーバードライブするようになったし、コースでは2打目の景色がガラッと変わりました。

編集部:その縁で“受付嬢”になったわけですか。

林:そうですね。大学4年生の春に大学を中退して女子ツアーのQTやプロテストを受けるようになったんですが、年齢も30歳近くになって、競技ゴルフにピリオドを打つことにして、このスタジオの受付や事務員として働かせてもらいました。正直いうと、一時期はもうゴルフをやりたくなかったし、クラブを見たくもなかった。でもしばらくすると、気持ちが整理されてきたのか、スタジオで楽しそうにゴルフを習っているお客さんを見たせいか「せっかく飛距離が伸びたんだからドラコンに出てみようかな」という思いがわき上がります。「飛ばすことだけに集中したらあと何ヤード伸ばせるんだろう?」と、ホントに興味本位でした。私が飛ばなかったころを知っている同級生たちは「あのカヨコがドラコン!?」って、もうビックリ(笑)。

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