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「”2階建てバスの重さ”に対処するのは難題だった」ハロの衝撃テスト通過への苦悩を語るマクラーレン

2/14(水) 10:10配信

motorsport.com 日本版

 今季のF1マシンには、コクピット保護デバイス”ハロ”を取り付けることが義務付けられる。このデバイスは、外部から飛来する物体が、ドライバーのヘルメットに直に当たるのを防ぐためのものである。

ハロのクラッシュテストで、各所にかけられる重量分布図。縦方向には116kN!

 しかしこの新規則により、2018年のシャシーは、これまでとは異なる力が加わるのに対処できるようになっていなければならず、FIAが課すクラッシュテストも厳格化されている。中には、垂直方向に116kNの荷重がかかるのに耐えなければならないという項目も含まれている。

 メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、ハロが対処しなければならない入力は、2階建てのロンドンバスの重さと同等だと説明した。

 一方マクラーレンのチーフエンジニアであるマット・モリスは、ハロを装着するのがどれだけ難しいことだったのかということを明らかにした。その上、初期デザインの段階でいくつかの問題が発生したため、予期せぬ変更を加えなければならなかったと語った。

「大変なチャレンジだった」

 モリスは、ハロのクラッシュテストを通過することについて、そう語った。

「ハロにかかる負荷はとても、とても大きかった。それが難しいことになるだろうということは、我々には常に分かっていた。そして、事前に多くの資金と時間をかけ、多くのテスト用のパーツを作った」

「いくつか問題が見つかったが、すぐに計画を立ててそれに対処することができた」

「それでも危ういところだった。難なくやってのけたとは到底言い難い。心臓が止まりそうな時が何度もあった。斜め上の角度から荷重がかかる時などは特にね。ロンドンバスの重量が、そこにかかるのだから」

 モリスはこの極端な負荷をかけるテストが、一部のチームにとってトラブルに発展する可能性があると指摘する。

「誰かが問題を抱えていないかどうか、非常に興味深い」

 そうモリスは語った。

「これはかなり難しいテストだ。誰かに問題があったとしても、私は驚かないだろう」

「ただ、私はそうならないことを望んでいる。なぜなら、テストに全チームが揃ってほしいからだ。とはいえ、それは興味深いチャレンジだった」

 モリスはまた、ハロの取り付け方法についていくつかのバリエーションがあることを示唆する。

「その周囲の構造については、様々な方法がある。おそらく、いくつか違う方法を見ることになるだろう」

 そうモリスは語った。

「ハロ自体はどれも同じだ。しかし、フェアリングを取り付ける余裕が存在するため、その外観は少し違って見えるかもしれない」

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