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非鉄製錬8社の4~12月期、非鉄価格上昇で全社が経常増益

2/14(水) 6:03配信

鉄鋼新聞

 非鉄製錬大手8社の17年4~12月期連結決算が出そろった。非鉄金属価格の上昇や円安影響に加え、自動車や電子部品などの分野で販売が増加したことから全社が増収、大幅な経常増益となった。足元の非鉄金属価格が引き続き堅調に推移していることなどから通期予想も6社が最終増益を見込んでいる。

 三菱マテリアルは銅価格の上昇、円安影響に加え、自動車・エレクトロニクス産業関連製品が堅調だったことから前年同期比156億円の経常増益。住友金属鉱山はニッケル及び銅価格が上昇基調で推移したことに加え、チリ・シエラゴルダ鉱山社に関する持分法による投資損失の減少、車載用電池向け部材の増販などから経常損益は同比1165億円増加した。JX金属は銅価格の上昇に加え、電材加工事業の増販、チリ・カセロネス銅鉱山事業の損益改善などから同比291億円の営業増益となった。
 三井金属は亜鉛製錬設備の大規模定修があったものの、機能材料セグメントの主要製品が好調に推移したことに加え、亜鉛・鉛価格の上昇や持分法投資損失の減少などから同比154億円の経常増益。DOWAホールディングスは非鉄金属価格の上昇、円安影響に加え、自動車関連製品や電子部品関連製品の販売が好調に推移し、大幅な経常増益。古河機械金属は機械事業が増益となったことに加え、銅価の上昇などで金属部門が増益となり、大幅な経常増益。東邦亜鉛は非鉄金属価格の上昇に加え、豪州・CBH社のエンデバー鉱山の減産解除などで資源事業が大幅な増益となったことから大幅な増益。日鉄鉱業は石灰石及び砕石の販売が好調だったほか、チリ・アタカマ銅鉱山の増益などから大幅な経常増益となった。
 通期予想は、4~12月期決算公表にあわせ、2社が上方修正、1社が下方修正した。住友金属鉱山は主要な非鉄金属価格の前提価格を足元の水準で見直し、経常利益予想を前回予想比210億円上方修正した。三井金属はターゲット材の需要が堅調に推移していることや金属価格が想定を上回って推移していることなどから経常利益予想を同比20億円上方修正した。一方、三菱マテリアルは米国のセメントやアルミ缶の販売が想定を下回る見通しにあることに加え、子会社の品質不適合品問題による影響を織り込み、下方修正した。

最終更新:2/14(水) 6:03
鉄鋼新聞