ここから本文です

大学の学費平均は400万!? 子供の為の準備 こども保険加入のポイント

2/14(水) 18:40配信

ファイナンシャルフィールド

大学等の学費はデフレにもかかわらず高騰しています。

大学4年間の学費(授業料、施設設備費)は入学金含めて平均で、国立大約244万円、私大文系約388万円、私大理系約522万円です。できるだけ早いうちからコツコツ大学等の学費を準備しましょう。

教育資金の準備に適した金融商品

金融商品を選ぶときに、まず、金融商品の性格に着目します。3つの性格があります。「安全性」、「流動性」、「収益性」です。

「安全性」は元本割れしないこと、「流動性」は換金のしやすさ、「収益性」は、どのくらい運用収益をあげられるか、をいいます。この3つの性質を満たす金融商品がベストですが、残念ながら3つの性質を満たす金融商品はありません。「収益性」の高い金融商品は「安全性」が低く、「流動性」の高い金融商品は「収益性」が低いといった傾向にあります。

教育資金は使う時期が明確ですので計画的に準備しやすい資金です。

準備期間が5年以上あれば、収益性と安全性を組み合わせて運用することが可能です。

たとえば、10年以上準備期間があれば、自動積立定期、こども保険(学資保険)、個人向け国債(変動金利型)、財形貯蓄などの「安全性」の高い商品金融商品と投資信託(積立投信)、NISA、ジュニアNISA、つみたてNISAなどの「収益性」の高い金融商品を組み合わせて運用するなどです。

今回は、一般的に、大学等の教育資金の積立として活用されているこども保険(学資保険)についてポイントをお伝えします。

こども保険(学資保険)

■こども保険(学資保険)の特徴

こども保険(学資保険)は、契約者(親など)が死亡した時に以後の保険料の払い込みが免除になりますが、契約通りの満期保険金を受け取ることができます。祝い金があるタイプ、育英資金があるタイプなどさまざまなタイプがあります。保障内容をよく確認しましょう。

■契約者を誰にするかで保険料を安くできる

こども保険(学資保険)の保険料は、契約者と被保険者の年齢及び契約者の性別で決まります。祖父母を契約者にできる保険会社もありますが、祖父母を契約者とすると保険料が高くなります。また、男性と女性では一般的に男性の方が、保険料が高くなります。

したがって、同じ満期保険金を貯めるのであれば、母親が契約者になるのが効果的です。

ただし、父親に万一のことがあった場合を考えると、契約者を父親にしておけば、以後の保険料が免除されますので、一般的には、収入の多い父親を契約者としたほうが良いでしょう。

■満期保険金の満期日を何歳に設定するのが良いか

大学等の学費の準備ということで、18歳満期とする方が少なくありません。しかし、18歳満期は18歳の誕生日に満期保険金を受け取れるわけではありません。18歳になった以降の最初の契約応当日に満期保険金を受け取れるのが一般的です。

AO入試や推薦入試を利用して進学する場合、入学手続き時納付金の支払いが早ければ高校3年生の秋になりますので、18歳満期では間に合わない可能性があります。17歳満期があれば、17歳満期の方が安心です。


■祝い金や育英年金は必要か

祝金は解約返戻金を取り崩しているにすぎません。その原資は保険料です。つまり、祝い金なしより保険料が割高です。総支払保険料に対する受取総額(祝い金の合計+満期保険)の比率(戻り率)は、祝い金なしより一般的に劣ります。

育英年金は契約者が万一の場合の死亡保障で、この部分の保険料は掛け捨てですので、育英年金なしに比べ戻り率は低くなります。契約者が別途、死亡保険に加入しているのあれば育英年金は不要です。こども保険(学資保険)は貯蓄性を重視して、受取総額÷総支払保険料(=戻り率)が高いものを選びましょう。

■払込期間は短くする

月払いよりは半年払い、半年払いよりは年払いの方が、払い込む保険料は少なく済みます。また、たとえば、10年間保険料を払い込むよりは、5年間で払い終えたほうが、保険料が安く済みます。この結果、戻り率は上昇します。

Text:新美昌也(にいみ まさや)
ファイナンシャル・プランナー。

ファイナンシャルフィールド編集部