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ジーン・ハース、ギュンターの発言について“弁解“「アメリカ人ドライバーを起用することが我々の夢」

2/14(水) 17:26配信

motorsport.com 日本版

 ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは以前、将来的にハースのレギュラードライバーとしてアメリカ人ドライバーを雇用したいという気持ちがあることを明らかにしていた。しかしまだF1に参戦し始めてから2年しか経っていないハースにとって、アメリカ人ドライバーを乗せるという野望は優先度の高いものではないと語った。

写真:ロータス79に搭乗する1978年F1王者のマリオ・アンドレッティ

 さらにシュタイナーは「現時点でF1に参戦することができるだけの準備が整ったアメリカ人ドライバーはいない」とコメント。それはインディ500優勝経験を持つジル・ド・フェランや元F1王者であるマリオ・アンドレッティからの反感を買うこととなった。

 シュタイナーのコメントに対する批判を受け、ハースF1チームのオーナーであるジーン・ハースは次のように語った。

「その時ギュンターはF1、つまり具体的にハースF1チームでアメリカ人ドライバーを雇うことができるかどうかと質問されていた」

「それに対し彼は、“それは我々が最も重要視している事項ではない“と返答した。その後、人々がそういった前提を勝手に作り出したことで、話が様々な方向に及んでしまった」

「実際我々はF1について学んでいる最中であることは確かであるし、現時点でF1をこれから学ぶ必要のあるドライバーを起用することは、おそらく我々にとって最善策とは言えないだろう」

 ハースはアメリカ人ドライバーを起用したいという気持ちはあるものの、最優先事項はF1参戦のための強固な地盤を形成し、長期的なF1参戦を確実なものにすべく、マニュファクチャラーズランキングで上位に位置するために必要な、経験豊富なドライバーを雇用することだと述べた。

「我々はアメリカ人と契約を交わすことを諦めたわけではない。しかし、現実に今スーパーライセンスを持っていて、F1に参戦することができるアメリカ人ドライバーがいたとしたら、ベンチマークとしてチームに役立つ即戦力にならなくてはならない」

「我々はチームとして良い位置にできるだけ早くいれるようになりたいと考えている。しかし、ハースは参戦をスタートしてから3年目のチームであるため、まだ改善をしていく必要がある。その点で我々はロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンの経験を借り、チームの改善に役立てることができている」

「彼らは我々が適切な状態であるのか、それともアプローチを再考する必要があるのかを素早く判断してくれる。ポイントを獲得するだけでなく、表彰台に上がれるようなチームになるためには、そのような経験を持つドライバーを起用することが重要だ」

 さらにハースはアメリカ人ドライバーの起用を歓迎していると語り、シュタイナーのコメントは“誤解されている“と弁解した。

「私はアメリカ人ドライバーを信じている。私が運営しているNASCARのチームは全員アメリカ人だし、我々は沢山のレースとチャンピオンシップを制してきた」

「明らかにレギュレーションが違っているが、F1でも通用するような有能なアメリカ人ドライバーがいると信じている」

「しかし、ハースの準備がまだ整っていないのと、F1ではテストが限られているため、開発ドライバーでない限り物事をよく理解することは難しいだろう。ギュンターがそうコメントしたのは、そういった懸念点があったからだと私は思う」