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[社説]南北、文化スポーツ交流から活性化しよう

2/14(水) 7:32配信

ハンギョレ新聞

 北朝鮮の芸術団が南訪問日程を終えて12日、京義線を利用して陸路で北に戻った。前日に開かれた芸術団のソウル公演は胸が熱くなる感動を残した。ヒョン・ソンウォル団長が「白頭と漢拏はわが祖国」を歌い、続いて南の歌手ソヒョンが舞台に出て「私たちの願い」を北の歌手らと共に歌い、互いに熱く抱擁した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と共に公演を見た金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長は涙を拭き続けた。凍りついた心を文化が溶かすのに大きな役割を果たしうることを知らしめた場面だった。

 政治が達成できないことを文化とスポーツは成しうる。南北関係の画期的な転換点になった北朝鮮高官級代表団の訪問も、平昌五輪というスポーツの行事が契機になったことは言うまでもない。文化・スポーツ交流は遠のいた心を再び結集し、分断の壁を壊すのに大変良い手段だ。ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長がソウルと平壌(ピョンヤン)で交互に開催する「ソウル・平壌サッカー」の復活を北に提案したのは、そうした点から励みになる。金常任委員長もこの日、李洛淵(イ・ナギョン)首相の主宰で開いた昼食会で「ソウル・平壌サッカーを再開するのはよかろう」という意向を明らかにし、朴市長の提案は成功の可能性があるとみられる。朴市長は来年にソウルで開かれる第100回全国体育大会に平壌市の選手団が参加する案も提示し、もし実現されるなら南北和解に多いに役に立つだろう。

 文化・スポーツ交流は、首脳会談など政治的なものとは別個に多方面で活性化する必要がある。政治的問題を解決していくための雰囲気を作るにも、文化・スポーツ交流ができることは多い。過去の保守政権時代の南北の文化・スポーツ交流は、冷たいというより事実上断絶していた。これまでの分断の谷は深かった。再び平昌五輪にやってきた機会を生かせねばならない。文化とスポーツが南と北の心をつないで和解と協力の道を切り開く先頭に立つことを願いたい。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:2/14(水) 7:32
ハンギョレ新聞