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きれいな技より平野だけのオリジナル技を/成田童夢

2/14(水) 9:13配信

日刊スポーツ

<ピョンチャン五輪:スノーボード>◇13日◇男子ハーフパイプ予選

 ソチ五輪銀メダリストの平野歩夢(19=木下グループ)が予選を3位通過した。1回目に87・50点をマークすると、2回目は95・25点に伸ばした。4回転技は封印し、ミスのない滑りで確実に突破。今日14日の決勝では、自身が史上初めて成功させた連続4回転「DC14-キャバレリアル(キャブ)DC14」の大技で、王者ショーン・ホワイト(米国)超えを目指す。

【写真】「どこの惑星から」平野歩夢まるでスーパーサイヤ人

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 平野選手は高得点は出ましたが、決勝へは「きれいすぎる」という部分がどう響くか。今大会のジャッジの傾向を見ていると、きれいさより粗削りでもオリジナル技などで積極的に攻めた選手の得点が伸びている。きれいさはリップ(縁)からしっかり跳んで、リップに着地すること。粗さとはリップから出て、危険度が増しても大技を決めるために着地がややボトム(底)にかかること。大会ごとに基準は変わり、今回は後者に対して評価が高い。

 ホワイト選手の最後のエアは「ダブルマックツイスト1260」で、着地はボトム寄りも、彼しかできない技です。2位ジェームズ選手は難易度は下がるが、他の選手がやらない技をやっていた。

 平野選手は自分の得点はもう少し出ても良いと思ったと思う。決勝へはこの得点の出方を見て、彼しかできない連続4回転を解禁してくるだろう。チャンスは十分にある。片山選手は個人的には粗削りな選手だと感じている。戸塚選手はルーティン(技の組み合わせ)を少し変えるだけでも、面白いと思う。(06年トリノ五輪スノーボード・ハーフパイプ代表)

最終更新:2/14(水) 9:29
日刊スポーツ