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ストーブ列車から眺めるほのかな雪明り/津軽鉄道企画「雪夜汽車」

2/14(水) 13:25配信

Web東奥

 「ストーブ列車の車窓から雪の光を楽しみたい」と、東京都内の写真家と友人ら鉄道愛好家約20人が11日夜、津軽鉄道(本社・青森県五所川原市)を借り切って「雪夜汽車」を運行した。参加者は、明かりを消した車内から、雪明かりに浮かび上がる街並みや木立の影、風の音などを楽しんだ。

 雪夜汽車を企画したのは東京都新宿区在住の写真家川井聡さん(58)。以前、東北地方のある駅から4両編成の客車に乗った際に発電機の故障と思われるトラブルで後ろ2両の電灯と暖房がつかないことがあったという。

 川井さんは乗務員にお願いして、あえてその車両に乗ったところ、窓の景色は雪原に光と影がプロジェクションマッピングのように浮かび上がり「銀河鉄道ってこれかもしれない」と思ったという。その経験から雪夜汽車を企画した。

 運行区間は津軽五所川原駅-津軽中里駅(中泊町)間の往復。列車が動きだすと、街の明かりや車のライト、踏切の点滅などが車窓を流れていった。窓についた水滴が氷となって鈍く光る向こうに雪原の起伏が波を打って浮かび上がった。

 参加者は風が鳴り、雪交じりの風が吹き込む真っ暗な車内でカメラのシャッターを切ったり、写メを撮ったりしていた。

 家族で参加した深浦町の阿部彦太郎(げんたろう)さん(40)は「面白かった。今度は外から雪夜汽車が走っている姿を見てみたい」と話した。

 川井さんは「寒かったが光がきれいだった。今回の経験から見直すところは改善していきたい」と次回に意欲を見せていた。

東奥日報社

最終更新:2/14(水) 13:25
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