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がんゲノム医療中核病院、11施設を候補に選定 - 厚労省検討会

2/14(水) 22:15配信

医療介護CBニュース

 厚生労働省の「がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会」は14日、がんゲノム医療の中心的な役割を果たす「中核拠点病院」の候補に11の医療機関を選定した。これを踏まえ、厚労相が近く正式に指定する。【松村秀士】

 がんゲノム医療については、2017年10月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画で、「段階的に体制整備を進める」としている。厚労省では、指定された「中核拠点病院」と地域の「連携病院」が協力し、どこでも患者にがんゲノム医療を提供できる体制の整備を目指している。

 「中核拠点病院」の候補の選定に当たっては、医療機関からの申請書を踏まえて同検討会が、▽遺伝子パネル検査の検体処理やシークエンスの体制▽エキスパートパネルの体制・実績▽臨床研究中核病院に準拠した体制▽治験・先進医療などの体制・実績―など13項目を基に事前評価(合計90点)を実施。その上で、評価の高い約10施設を選定することを原則として順位付けをし、地域性を考慮して必要であれば1、2施設を加えて最終的に決定するとしていた。

 14日の会合では、「中核拠点病院」として申請し、指定要件を満たした17施設のうち、どれを選定するかを議論した。山口俊晴委員(がん研究会有明病院長)は、事前評価の合計点が「70点以上」を区切りとした上で、地域性も踏まえて決めることを提案。これに反対する委員はいなかった。

 事前評価で70点以上だったのは9施設。ただ、この9施設が地方厚生局の地域ブロック(7つ)のうちの2ブロックに所在していないことから、地域性を考慮して70点に満たない別の2施設も選ぶべきだとする指摘があり、計11施設を選定することを了承した。「中核拠点病院」について、委員からは、「施設間の連携をしっかりやっていただきたい」「施設間で(がんゲノム医療の)均てん化を進めていただきたい」といった要望が出た。

 厚労省の担当者は、「今後1カ月をめどに連携病院の届け出を各中核拠点病院にお願いし、年度内には連携病院も含めたがんゲノム医療の体制を固める」との見解を示した。

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