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但馬牛「世界・日本農業遺産に」 香美、新温泉町など推進協設立

2/15(木) 7:55配信

産経新聞

 伝統的な畜産システムがあり、日本を代表する美方郡産の但馬牛(たじまうし)をアピールするため、香美町と新温泉町、JAたじまが発起人となった「美方郡産但馬牛-世界・日本農業遺産推進協議会」が14日、発足した。平成31年の両認定を目指し、6月末までに関係書類を農林水産省に提出する。

 設立総会は香美町役場で開かれ、関係者約40人が参加=写真。会長に香美町の浜上勇人町長、副会長に新温泉町の西村銀三町長と同JAの尾崎市朗組合長を決めた。

 世界農業遺産は2010(平成22)年にFAO(国連食糧農業機関)が創設。16カ国・37地域あり、国内は「清流長良川の鮎」(岐阜県)など8地域が認定されている。同省が28年創設した日本農業遺産は「新潟県中越」など8地域。

 設立趣意書によると、但馬牛改良の歴史は古く、明治30年に「美方郡畜産会」が組織され、36年には国内初の和牛の戸籍となる「牛籍台帳」を整備、飼育牛の個体確認が可能になった。国内の黒毛和牛の99・9%が同郡産の名牛「田尻号」の血統という。但馬地域では約4100頭の繁殖牛を飼育している。

 協議会ではまず、日本農業遺産の認定を目指し、6月20日までに申請。31年2月頃に認定の見込みで、その後、世界農業遺産を目指すという。浜上町長は「日本、世界農業遺産認定は但馬牛の繁殖農家の大きな励みになり、後継者育成にもつながる。自治体や関係団体が協力すれば認定は可能だ」と意気込みを見せた。

最終更新:2/15(木) 7:55
産経新聞