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MICE建設費見送り 長崎市当初予算案 予定業者の参加失格で

2/15(木) 9:33配信

長崎新聞

 長崎市は14日、JR長崎駅西側に計画しているMICE(コンベンション)機能を中核とする複合施設建設の優先交渉権者の構成企業だった大手ゼネコンの鹿島が参加資格を失ったため、2018年度一般会計当初予算案への施設整備費71億3740万円の計上を見送る考えを示した。代わりの業者が決まった段階で補正予算案に盛り込む方針だが、21年11月の施設開業は変えないとしている。

 市は昨年6月まで、施設の建設・運営を委託する企業グループを公募。プロポーザル方式で審査した結果、九電工を中心に鹿島など14社でつくるグループを委託契約に向けた優先交渉権者と決定した。市は市議会の2月定例会で施設整備費を先に確保した上で、このグループと正式に委託契約を結ぶ議案を6月定例会に提出する予定だった。

 しかし、鹿島を含む共同企業体(JV)が1月に長崎市の新幹線関連工事現場で死亡事故を起こし、市から指名停止処分を受けたため、鹿島はMICE計画の参加資格を失った。

 優先交渉権者の一部が未定でも整備費は予算計上できたが、田上富久市長は会見で「業者が決まった上で、(市議会に)十分議論してもらいたいと判断した」と述べた。

 市によると、九電工が鹿島に代わる業者を探しており、市と協議した上で別の業者が企業グループに加わる予定。公募のやり直しはしないという。

最終更新:2/15(木) 9:33
長崎新聞