ここから本文です

羽生、16日登場!公式練習で4回転サルコー転倒もすかさず跳び直し着氷/フィギュア

2/15(木) 7:00配信

サンケイスポーツ

 平昌五輪第6日(14日、江陵アイスアリーナ)フィギュアスケート男子で右足首の故障から復活を目指す羽生結弦(23)=ANA=が14日、会場の江陵(カンヌン)アイスアリーナの練習リンクで公式練習を行った。いよいよ出陣となる16日のショートプログラム(SP)の曲をかけて調整したほか、4回転ジャンプを2度決め、1度は転倒する場面もあった。4回転を5本跳んだ前日に比べると、やや控えめな調整に終始した。

 前日13日は40分間に4回転5本を含む計20本のジャンプを跳び、復調を強く印象づけた羽生。この日は一転、抑えめだった。

 入念なスケーティングからトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を披露。4回転-3回転の連続トーループは鮮やかに決まった。SPの冒頭で跳ぶ見込みの4回転サルコーでは1度の転倒があったが、すかさず跳び直して着氷した。

 この日跳んだジャンプは4本で、4回転が2度。右足首の状態が心配されるが、気にするしぐさは全くなく、13日に見せた力強い動きに変化はない。SPのピアノ曲「バラード第1番」を流した練習では、ジャンプは跳ばずにフォームなど全体の流れを確認。踏み切りの動きから、サルコーとトーループの2度の4回転を入れる構成を意識したようだ。

 この日はSPの動きの確認が主目的とみられ、負荷をかけた練習は不要と判断したもよう。同じ時間帯には日本勢の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車、田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=やイタリア、チェコの選手ら計6人が同リンクで練習し、フリーの曲をかけて練習を行った宇野の演技が終わると、羽生は拍手を送る“余裕”もみせた。

 40分間の割り当て時間を使い切ると、報道陣に「ありがとうございました」とだけ話し、笑顔で足早に会場を後にした。

 13日の記者会見では「クリーン(失敗せず)に滑れば、絶対に勝てる自信がある。何も不安要素はない」と力強い言葉を残した。バレンタインデーだったがファンと接触する機会はなく、コーチや報道陣のみが見守った静かな練習リンクで、絶対王者は16日に迫った初陣へ集中力を高めた。