ここから本文です

〔霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)〕低周波地震が2回発生 噴火警戒レベル1は継続(2/15)

2/15(木) 15:00配信

レスキューナウニュース

福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は15日14:30、鹿児島・宮崎県境の霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)に「火山の状況に関する解説情報(臨時)第2号」を発表しました。
硫黄山では、きょう15日07:31と11:52に、浅い所を震源とする振幅の小さな低周波地震が発生しました。微小な地震を含む火山性地震も時々発生していますが、火山性微動は観測されていません。噴気などの状況は天候不良のため不明で、天候回復を待って、気象庁機動調査班(JMA-MOT)による現地調査を実施予定です。
気象庁では、2017年10月31日に発表した、霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)を継続し、硫黄山火口内の活発な噴気域及び熱異常域とその周辺の概ね100mの範囲では噴気孔からの高温の土砂や噴気、熱水等の規模の小さな噴出現象に十分注意するとともに、火山ガスにも注意が必要として、地元自治体等が行う立入規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くには留まらないよう呼びかけています。

◆霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の最近の火山活動の状況
<2016年>
・01/02 継続時間約2分30秒の振幅の小さな火山性微動が発生。この周辺で火山性微動が発生したのは2015年10月31日以来。
・02/28 周辺の浅いところを震源とする火山性地震が増加したことから、噴火予報(活火山であることに留意)を火口周辺警報(火口周辺危険)に引上げ。
・03/29 火口周辺警報(火口周辺危険)から噴火予報(活火山であることに留意)に引下げ。
 
・12/06 噴火警戒レベル運用開始。レベル1(活火山であることに留意)
・12/12 11:00過ぎから火山性地震が増加 11:40、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引上げ。

<2017年>
・01/13 14:00、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)に引下げ。

・04/25 硫黄山周辺の一部の観測点で傾斜変動を観測。噴気の量も増加。
・05/08 東京大学地震研究所の現地調査により、硫黄山火口内で噴出物を確認。
・05/09 19:20、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引上げ。
・09/05 13:29、硫黄山付近を震源とする振幅の大きな火山性地震が発生し、えびの高原でわずかに身体に感じる揺れを観測。火山性地震も14:00までの1時間に50回観測される。
・09/08 噴気が稜線上300m以上に上がる。9月中旬以降は稜線上概ね100m以下に低下。
・10/31 14:00、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)に引下げ。

<2018年>
・01/19 02:30頃、傾斜変動を伴う火山性微動が発生、火山性地震も一時的に増加。

・GNSS連続観測では、2017年7月頃から霧島山を挟む基線の伸びが継続中。霧島山の深い場所でマグマの蓄積が続いていると考えられる。

◆用語解説「低周波地震」
火山の周辺で起きる地震の一つ。地震波の周期が短く、P波・S波の明瞭な高周波地震に対して、低周波地震は地震波の周期が長いことが特徴で、震源の位置もはっきり求められないことが多い。火道内のガスの移動やマグマの発泡によって発生するものと考えられている。

レスキューナウ