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楊貴妃役になぜハーフの女優?チェン・カイコーが見いだした絶世の美女たち

2/15(木) 10:10配信

シネマトゥデイ

 日中合作映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』を構想10年の末に完成させたチェン・カイコー監督が、傾国の美女・楊貴妃役に台湾出身の女優チャン・ロンロン(サンドリーナ・ピンナ)を抜擢。台湾とフランスの血を引く彼女を敢えて起用した理由や、大女優コン・リーをはじめこれまで起用してきた女優たちの決め手について明かした。

【写真】『空海』に登場する絶世の美女たち

 夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作に、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作『さらば、わが愛/覇王別姫』の巨匠チェン・カイコーが映画化した今作。チェン監督といえば、『さらば、わが愛~』のコン・リーや『花の生涯~梅蘭芳~』のチャン・ツィイー、『PROMISE プロミス』のセシリア・チャンなど、彼の審美眼にかなったヒロイン女優たちも常に注目の的だ。配役の決め手となるのは「カメラ越しにどれだけ星の光が見えるか。“スター”ですから、その輝きこそが女優の価値を決める」と、監督はきっぱり。

 楊貴妃役に『52Hzのラヴソング』(2017)、『光にふれる』(2012)のチャン・ロンロンを選んだことには、「この人選には、非常に頭を悩ませました。歴史上の超大物をハーフの女優が演じて、観客は拒絶反応を起こさないだろうか。そんな心配も若干ありましたが、唐の時代の長安は非常に開放的で、文化的に豊かな街。それだけにさまざまな国から大勢集まり、いろいろな人種の方がいたわけです。当時の華やかで自由な空気、その奥行きの深さを彼女に体現してもらおうと思いました」と述懐する。

 台湾で活躍していたとはいえ、超大作で歴史上のスターを演じるロンロンのプレッシャーは想像に難くない。監督によると彼女は現場入りした当初、なかなか映画の世界に入り込めなかったそう。そのため監督は「いい役者は目でわかる。役者は目で表現できなくてはいけない」と彼女を叱咤激励。「世の中のすべてを見通しているようで、まるで見えていないようでもある。そして非常に勇敢のようにも、非常に憶病のようにも見える目」という、両極を併せ持つ目の演技を引き出すことに成功している。

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最終更新:2/15(木) 10:10
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