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活躍、認知度、コメント力…平昌から生まれるタレントは

2/15(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 一億総タレント時代と言われて久しいが、最近は「即戦力」として注目されているのが異業種の人たち。「予備校講師の林修先生の活躍が刺激になった」という話も聞く。昨年は普段は注目度の低い将棋界から彗星のごとく現れた藤井聡太五段のおかげもあって加藤一二三九段が77歳にしてまさかのタレントデビュー。特異なキャラでCMにも進出する活躍。今年はすでに平昌五輪の選手に注目は集まっている。

 スポーツ界から芸能界は今や王道路線。これまで多数の人を輩出。今も松岡修造を筆頭に一昨年のリオ五輪からは吉田沙保里がタレントとしても活躍中。芸能関係者によれば、「現役時代から活躍をしていて世間に認知されていることが第一条件。そこにビジュアル面とコメント力が加味される」というが、冬季は夏季と違い、ほとんどの競技はゴーグルなどで選手の顔が見えない。活躍して初めて「可愛い」「面白い」といった素顔を知る。スキージャンプの高梨沙羅(写真)も活躍が人気につながった。「天才ジャンパー」といわれソチ五輪から注目され続けていた逸材。今回、銅メダルを獲得で注目度は増す。

「大人になり『奇麗になった』とネットでも騒がれるほど人気は凄い。すでにバラエティーやCMにも出ているし、タレントとしての価値はさらに上がり、テレビ界からも引っ張りだこになるのは必定」(テレビ関係者)

 それでも冬季は圧倒的にフィギュア人気が高い。競技中から顏もスタイルも見えるだけでなく、「芸能界にもっとも近い魅せる競技」ともいわれる。期待に応えるように活躍する選手が多いのも人気の要因。平昌も羽生結弦人気もあり、さらにヒートアップ。視線も熱くなるが、時にはスポーツ以外の話題も決め手になる。フィギュアで活躍した織田信成。織田信長の子孫という家系に競技中に靴紐がとれるハプニング。コメントを求めれば人目もはばからず号泣する。付加価値が重なり、売れっ子タレントになった。

 付加価値はともかく、コメント力にも関心が高まる。スポーツ選手とはいえ、人気はスキャンダルと表裏一体。芸能メディアからも狙われる。金メダリストの荒川静香は写真誌に熱いデート現場を撮られ、安藤美姫は奔放な恋愛が常にターゲットになった。村主章枝は昨年、ヌード写真集を出して話題を集めた。熱戦が続く平昌五輪。今回はどんなタレント候補が出現し、どんなドラマが待っているのか――。
(二田一比古/ジャーナリスト)