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ダル、古巣に挑発直電「今はあなたたちを倒すことを一番に考えている」

2/15(木) 7:00配信

サンケイスポーツ

 【メサ(米アリゾナ州)13日(日本時間14日)】米大リーグ、カブス入りしたダルビッシュ有投手(31)がキャンプ地の球団施設で入団会見に臨み、「ワールドシリーズ(WS)で優勝したい」と意気込みを語った。米メディアによると契約は6年総額1億2600万ドル(約136億円)で、出来高を含めると最大1億5000万ドル(約162億円)。背番号は11に決まった。

 青のストライプが入ったユニホームに袖を通した。カブス(Cubs)の頭文字「C」のロゴが入った帽子をかぶり、笑顔が映える。ダルビッシュが長い冬を終え、世界一を狙う球団を決めた。

 「WSに行ける確率が非常に高いチームだというのが、かなりのプライオリティー(優先事項)だった。もちろん、WSで優勝したい」

 シカゴ・トリビューン(電子版)は「タイトルを再び狙える」、ヤフースポーツ(同)は「カブスはWS挑戦者にまた一歩近づいた」と伝えた。カ軍は一昨年、108年ぶりに王者となったが、昨季はナ・リーグ優勝決定シリーズで敗退。対したのはドジャースで、くしくも第3戦でダルビッシュが6回1/3を6安打1失点と好投していた。

 右腕はド軍への思いを問われると「感謝しています」などと話した後、「決まったときにデーブ・ロバーツ監督に電話しました。『今はあなたたちを倒すことを一番に考えています』と伝えました」と明かした。今度はカ軍のエース格として、古巣を敵に回す覚悟だ。

 「(カブスは)誠意を持って交渉してくれた。(幹部の)皆さんが素晴らしかったので、ここだと家族も安心して過ごせるなと思いました」

 昨年12月、テキサス州ダラスの自宅まで足を運んでくれたセオ・エプスタイン編成本部長(44)らから、3時間半にわたって熱意を伝えられていた。強い思いをしっかりと感じていた。

 ド軍でロサンゼルスの温暖な気候を気に入っていたが、シカゴは北海道・函館と同緯度。春先は雪が舞う日もあり、秋も冷え込むなどプレーするには厳しい環境だ。それでも、この土地にひきつけられる魅力があった。

 「奥さん(聖子さん)は最初からカブスがかなり好きそうだった。シカゴもすごく気に入っていますし、喜んでいます」

 世界一の投手を目指し、チームを世界一に導きたい。メジャーでの挑戦は、第2章が始まる。