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一青窈、26倍の高倍率の中チケットを手にした1000名の観客を前に京都で熱唱

2/15(木) 15:00配信

エキサイトミュージック

2月12日(月・祝)、京都コンサートホール 大ホール (京都府)にて『SPACE SHOWER TV × J:COM 一青窈 Precious Live in 京都』が開催された。日本最大の音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と国内最大手のケーブルテレビ会社「J:COM」がタッグを組んで贈る完全招待制プレミアムライブシリーズで毎回、応募者が殺到する。出演は、デビュー15周年を迎え、初となるオールタイム・ベストアルバムをリリースしたばかりの一青窈。26倍という高倍率の中、チケットを手にした1000名の幸運なオーディエンスが一夜限りの贅沢なステージを楽しんだ。また、スペシャルなプレゼントが当たる抽選会も実施された。

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開演直前の会場アナウンスは、今回、一青窈とコラボレーションをする京都市少年合唱団のメンバーによって行われた。まず、ステージの一段上にあるパイプオルガンに鍵盤奏者が現れ、独奏を。そして、一青窈も登場して厳かな雰囲気で「影踏み」が歌われる。曲終わり、ステージではギタリスト、ベーシスト、ドラマーによって 2 曲目「ドミノ」が鳴らされ、その間に一青窈も移動して、ステージに登場。客席からは、自然に手拍子が起きる。続いての「もらい泣き」では、一青窈が客席に手を振りながら、メロディアスに歌い上げていく。

MCではパイプオルガンについても触れながら、「建物全体が『嬉しい! 嬉しい!』と泣いているみたいでした。そんな素敵なホールなので、ストリングスの方々も呼んでます」と新たにメンバーを呼び込む。時代劇の主題歌にもなった「七変化」を披露するが、ストリングス二人が入ったことで、よりドラマチックさが増す。デビュー前からデモテープに収録されていたという「月天心」では、中国語の歌詞も歌われた。また、自身が“歌手なんだけれど、言葉を詠む人、詩人である”という想いが強いことも明かされ、敬愛する谷川俊太郎の詩が披露される。

そして、ここから「竹田の子守唄」「時代」「夜へ急ぐ人」「他人の関係」とカバーが続いた。カバーを歌うことで、改めて彼女の詩人としての凄み、歌手としての凄みが伝わってくる。ピアノ一本で歌われた「闇の目」、そこにヴァイオリンとチェロも加わっての「栞」、フルバンドでの秦基博提供楽曲「空中ブランコ」など、いろいろな音色で彼女の歌が聴けたのは贅沢の極みであった。

本編は「うんと幸せ」で〆られ、アンコールへ。2005年8月16日に一夜限りで催された京都祇園甲部歌舞練場でのライブのために作られた「てんてこ舞い」では観客が総立ちになり、演奏が終わっても拍手が鳴りやまない。アンコールラストナンバーは、この日一番のハイライトと言っても過言ではない、京都市少年合唱団との「ハナミズキ」コラボレーション。創立60周年を迎えた合唱団から選抜メンバーがステージに上がっていく。昨年12月から練習を積み重ね、一青窈自身も映像で確認したという。彼女も合唱団の列の真ん中に入り、「あなたとあなたの好きな人が100年続きますように」と一言語られてから、歌われていく。純粋無垢で透き通るような合唱団の声に、思わず涙ぐむ観客の姿も見かけられる。特に一青窈が合唱団と同じようにマイクを通さず、交互に歌っていく様は本当に聴き惚れるしかなかった。終演後の会場アナウンスを、開演前と同じく京都市少年合唱団の団員がつとめ、ライブの余韻に浸りながら喋っていたのも印象的であった。

なお、この素敵なイベントの模様は、J:COM テレビにて、2月28日(水)21:00 より60分、3月25日(日)にはスペースシャワーTVで90分特別版が放送される。
(取材・文/鈴木淳史)

≪セットリスト≫
1. 影踏み
2. ドミノ
3. もらい泣き
4. 七変化
5. Final Call
6. 月天心
7. 竹田の子守唄
8. 時代
9. 夜へ急ぐ人
10. 他人の関係
11. 闇の目
12. 栞
13. 空中ブランコ
14. うんと幸せ
<ENCORE>
1. てんてこ舞い
2. ハナミズキ
※特別番組での放送楽曲は未定