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<五輪スピードスケート>小平500へ準備万全 敗因も分析

2/15(木) 10:27配信

毎日新聞

 14日に行われたスピードスケート女子1000メートル。表彰台には、優勝したテルモルス(オランダ)の両脇に2位の小平奈緒(相沢病院)と3位の高木美帆(日体大助手)が収まった。「お互いに(もう一段)高いところから並びたかったね」。レース後、2人は互いにそう話したという。やるべきことはやったのに、自分の前を行く者がいる--。小平は「五輪で勝つのは本当に強い選手なんだな」と改めて痛感した。

 今回と同じ江陵オーバルで行われた昨年の世界距離別選手権1000メートルで、小平は1分14秒43で2位。今回はそれを上回る1分13秒82を出したが、最初の200メートルの通過を悔やんだ。外側のレーンからの滑走。「アウト(外側)スタートだと(最初の)コーナーに入るまでの加速部分が短いが、その滑りが下手だった」と小平は言う。カーブで減速してしまうため、そこに入るまでにどれだけのスピードを得ることができるか。出足の直線部分の長短に応じた滑りの重要性に気づかされた。

 結城匡啓コーチは、無敗記録を続ける500メートルとの違いを指摘する。「500メートルは1人でも(レースのペースをつかめる)というところがある。1000メートルはレース展開が読めていないのでは」。テルモルスはソチ五輪1500メートルでの優勝を経験。勝ち方を知るオランダ勢の滑りに最後は屈した。

 一方で、小平と結城コーチは「1000メートルで3位以内が500メートルで金メダルを取るための方程式」と、同じ言葉を口にした。1500メートルは6位、1000メートルは2位。18日の500メートルに向けて徐々に調子を上げていくというもくろみは外れていない。最大の目標への準備は整ったとも言える。【岩壁峻】

最終更新:2/15(木) 10:49
毎日新聞