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【高校受験2018】湘南高校<特色検査>講評…論理的思考力・情報処理力が求められる

2/15(木) 20:17配信

リセマム

 平成30年2月15日(木)、平成30年度(2018年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。全日制課程の募集定員43,043人に対し、志願者数は51,780人。平均倍率は1.20倍。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、湘南高等学校の特色検査の講評を速報する。横浜翠嵐高等学校についても、同様に掲載する。

◆湘南高等学校 講評(湘南ゼミナール 提供)

・問題の概要:主要五科目に限らない学習と、論理的思考力・情報処理力が求められる

 昨年度同様に大問三題構成であり、文章・図表を読み取る力、計算をともなう論理的思考と情報処理を正確に行う力を問う傾向は、大きく変わっていない。本文や資料から情報を読み取り、その情報を再度具体化する内容や、問題の状況をふまえて論理的に思考をする内容が出題された点が、昨年度からの変更と言える。

 問1:日本語表現についての対話文が題材ではあるが、資料を元に思考する問題が多く出題された。解答を考える際の根拠として、ただ資料を読み取るだけでなく、題意に即した視点で資料を見ることや、資料からわかることを抽象化して理解し、それを別の例に具体化して思考する問題が出題されている。言葉への思考とともに、資料を見る際に必要な力が問われていると言えよう。

 問2:主要五科目だけにとどまらず技能四科目や日常生活で出てくる内容も含めた知識を横断して活用する問題や、本文の理解が英文で問われる問題が出題されている。また、論理思考力を問うパズルのような問題も出題され、その場でルールや状況を理解して思考することが求められている。

 問3:耳なじみのない数値のデータを、知っている情報と結び付けて思考・計算する問題が出題されている。計算力とともに、どこから求めていくべきかという回答順序への思考や、必要な数値を抜き出して、速く正確に処理を行う能力が問われている。

・設問の特徴:広い知識の活用と、抽象化した理解をもとに具体的に思考する論理力や、正確な処理力が必要

 知識としては決して難しいものを求められていないが、その知識を組み合わせて思考したり、その場で書かれている内容や資料を理解した上で思考することが求められている。問題数は決して少なくなく、どの問題から対応していくのか、その問題内でもどの答えから出していくのか、といった得点におけるコスト対効果の考えも求められる。そういった意味で、時間内に全問解答しきるのは非常に困難と言える。そのため、途中段階までわかったことを記入して可視化するなど、処理を素早く正確に行うことも必要である。

・課題と対策:科目だけではなく普段の生活も含めて、知識と原理原則の理解を意識する

 湘南の問題で問われ続けている、学校での学習内容だけにとどまらない、普段の生活の中にある知識への興味関心に加え、その原理原則への興味や理解といった思考過程についても普段から意識することが求められる。語句を覚えるだけではなく、その理由や背景といったつながりとともに覚える。ただ答えを出すのではなく、その途中過程もわかるように求める。普段の学習・普段の生活への取り組みから、なぜそうなるのか、今度はどうすればいいのか、といった思考をする習慣を身につけたい。
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 このレポートは平成30年2月15日(木)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。

協力:湘南ゼミナール

《リセマム 編集部》

最終更新:2/15(木) 20:44
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