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<平昌五輪>チャンバラで日本PR 韓国イベントに劇団出演

2/15(木) 10:55配信

毎日新聞

 チャンバラを交えた演舞を国内外で披露している「劇団SAKURA前戦」が15、16日の2日間、平昌冬季五輪の関連プログラムとして韓国・原州(ウォンジュ)市で開かれるダンスイベント「原州ウインターダンシングカーニバル」に出演する。メンバーは「日本らしさを打ち出し、2020年の東京五輪・パラリンピックに行きたいと思ってもらえれば」と意気込んでいる。

 劇団は1998年に福岡県で設立され、現在は東京・亀有に拠点を移して活動している。これまで20回以上の海外公演を重ね、05、13年のモナコ世界演劇祭にも日本代表として参加した。

 初の海外公演は00年の韓国。サッカー日韓ワールドカップの2年前で、劇団副代表の伊緒里(いおり)優子さんは「日本文化が受け入れられるか、不安だった」と振り返る。それでもステージに立つと観客が一緒に踊り出し、シリアスな場面ではすすり泣きが聞こえ、「セリフに頼らずとも声や表情で伝わるものがある」と思えた。今回は江戸の宿場町が舞台の勧善懲悪話「不知火(しらぬい)一家」を披露する。

 日韓関係の歴史を感じたこともある。

 03年の韓国公演では、前夜祭が終戦の日の8月15日と重なった。韓国では日本からの独立を祝う日で、韓国側の関係者が「出席しなくてもいいよ」と気遣う中、あいさつに立った伊緒里さんはこう話した。「この日、両国の人が一緒にテーブルを囲めるなんて、本当に良い時代になった」。拍手が起こり、何人もが「あなたのスピーチに感動した」と声をかけてくれた。

 カーニバルに参加するのは、平昌五輪の参加国・地域などと同じ92チーム。伊緒里さんは「舞台では一糸乱れぬ演舞と、迫力のある斬り合いを見せたい」と話している。【奥山はるな】

最終更新:2/15(木) 11:01
毎日新聞