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【スノボHP】銀メダルの平野歩夢 東京五輪「スケートボード」で宿敵ホワイトにリベンジだ!橋本聖子氏も「絶対やるべき」

2/15(木) 16:41配信

東スポWeb

【韓国・平昌14日発】次は夏にリベンジだ! スノーボード・ハーフパイプ(HP)男子決勝は超絶技の応酬の末、ショーン・ホワイト(31=米国)が97・75点で金メダル、平野歩夢(19=木下グループ)は95・25点で2大会連続の銀メダルに輝いた。2022年北京五輪での雪辱を目指す平野だが、再戦の舞台として20年東京五輪でのスケートボードも浮上。元祖二刀流の日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子副会長(53)は「当然、東京はやるべき」と平野に出陣を促した。

 最後の最後で、ホワイトに底力を見せつけられた。「3本目で(縦2回転、横4回転のダブルコーク=DC)1440の連続技を必ずしてくると思っていた」。予感は的中し、大型ビジョンにホワイトの得点が出ると、サバサバとした表情で歓喜する王者を見つめた。

 わずかな隙を突かれた。2本目、DC1440の連続成功など平野のトリックは5発。ラインが乱れていなければ、6発目にDC1080(3回転)を入れ、得点を伸ばすことができた。3本目を残しているとはいえ、相手は2006年トリノ、10年バンクーバー大会を連覇したスノボ界のカリスマだけに、少しでも前にいたかった。

 それでも、平野はすべてを出し尽くした。「今できるルーティンとしては精一杯つなげられた。そういう面で悔いは残らないです」。メダルの色はソチ五輪と同じだが、全体のレベルが格段に上がった中での結果は納得できる面もある。「逆に目標がはっきりした」とホワイトへのリベンジを誓った。

 その舞台は4年後ではなく、2年後に訪れることになるかもしれない。かねて平野はスケートボードでの東京五輪挑戦に「可能性がまた増えたな」と興味を示している。夏のXゲーム優勝経験のあるホワイトも複数のインタビューで東京五輪出場に意欲を示し、種目を変えて再戦の期待が高まっている。

 コーチの一人は平野のスケートボードの腕前を評価しつつ、東京五輪挑戦について「分からないです。銀だったので…」と話すにとどめた。確かに、今回の結果が平野の進路に影響する可能性はある。だが一方で、迷うことなく出場を勧めたのが、夏3回、冬4回の計7回の五輪に出場経験のある「五輪の申し子」こと橋本氏だ。

「自転車とスケートと一緒で、全くかけ離れた世界じゃない。絶対やるべきですよ。目の前に目標としてやれるチャンスがある限りは、そこは絶対に行くべき。避ける理由がない。無駄っていうことは一つもないですから」

 2年前の10月には平野の地元新潟・村上市で講演した。平野は不在だったものの、父・英功さん(46)が設立した「日本海スケートパーク」も視察し、両親に東京五輪出場への思いをぶつけた。「結構、納得してくれてた。『そうなんだ』という感じで」と好感触を得たという。

 橋本氏の時代は夏と冬の五輪が同年に開催。準備も慌ただしかったとあって「私の場合はちょっと悔いが残る」。しかし、今は2年ごと。限られた中でも時間はある。「2年ごとになってるから余計やりやすい」と環境的なメリットも挙げた。

 平野にはスノボ界のみならず、スポーツ界の新たな“象徴”になってほしいとの願いもある。

「後継者というよりも、もっと高いレベルの選手になっていけると思うな。(夏冬)どっちもメダル取れるっていうね。そうしたらまた、世界も変わると思うんですよね」

 橋本氏によれば、他競技の経験は必ず、本競技に還元されるという。平野が出す結論に注目が集まりそうだ。

 ☆ひらの・あゆむ 1998年11月29日生まれ。新潟県出身。新潟・開志国際高出、日大1年。2014年ソチ大会で銀メダルを獲得し、雪上競技で五輪史上最年少となる15歳74日で表彰台に立った。最高峰のプロ大会「Xゲーム」で2度優勝。160センチ、50キロ。

最終更新:2/15(木) 16:41
東スポWeb