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平昌五輪 日本に女神微笑む 「完全アウェー」でコリア下し初勝利

2/15(木) 7:55配信

産経新聞

 ■アイスホッケー

 20年かけて暗く、長いトンネルを抜け出した。1998年長野、前回2014年ソチ両五輪で10戦全敗だった日本は、五輪13戦目でコリアを破り待望の初勝利。チーム最年長、36歳の小野は「まず1勝できて自分たちの歴史が変わったと感じる」と頬を緩めた。

 完全敵地の状況でも冷静に好機をものにした。開始1分すぎにゴール裏からのパスをエースの久保が合わせ先制。4分には小野が追加点を挙げて主導権を握った。1点を許したものの、2点を加えて押し切った。

 選手たちの心模様は複雑だった。コリアは世界ランキング22位の韓国を中心とした即席の合同チーム。同9位の日本は、明らかに地力で勝っている。「もっと点の離れた試合にできた」と久保は反省した。相手を31本も上回る44本のシュートを放っての4点。決定機を外す課題も残った。

 アイスホッケーは競技人口が少なく、人気も高いとはいえない。とりわけ厳しかった女子の環境は、ソチ五輪出場を契機に改善された。アルバイトで生計を立てていた選手らは就職先を見つけ、競技に集中できる環境が整っていった。

 一方、ソチ五輪で全敗に終わり世間の関心やスポンサーの支援が急激にしぼむ悲哀も味わった。関心を高め、支援を広げるには結果が欠かせないことを、選手は胸に刻んでリンクに立っている。

 1次リーグ1勝2敗で準々決勝進出を逃し、18日に5~8位決定予備戦を戦う。床秦は「メダルは取れないが、5位になるチャンスはある。絶対5位になって帰りたい」と前を向いた。この1勝で流れを変え、次こそ“スマイル”を咲かせる。(五輪取材班)

最終更新:2/15(木) 11:10
産経新聞